『七つの会議』(2019年)
出典:photoAC
こちらは綾瀬市内で撮影されました。
都内にある中堅メーカー・東京建電。営業一課の万年係長・八角民夫(野村萬斎)はどこの会社にもいるぐうたら社員。トップセールスマンである課長の坂戸(片岡愛之助)からはその怠惰ぶりを叱責されるが、ノルマも最低限しかこなさず定例の営業会議では傍観しているのみ。絶対的な存在の営業部長・北川誠(香川照之)が進める結果主義の方針の元で部員が寝る間を惜しんで働く中、一人飄々と日々を送っていた。
そんなサラリーマンとしての葛藤と大きな秘密についての物語。
ほかにも綾瀬市では『空飛ぶタイヤ』『万引き家族』『コウノドリ』など多数の作品が撮影されました。
実は綾瀬市はロケ地として大人気なんです!
そのわけは、「どこにでもある町」。
どこにでもある風景だからこそ、どの映画にも使えるということで重宝されているようです。
また、380人以上が市民エキストラとして登録しており、なんと厚木基地の米海軍もエキストラとして撮影協力をしているのだそう。
以前はロケ地をめぐるツアーも開催されていたみたいです。そんなロケ地に協力的な綾瀬市、ぜひチェックしてみてください!
『あの夏、いちばん静かな海。』(1991年)
続いては少し懐かしい作品。
この作品は湯河原や横須賀で撮影されました。
北野武(ビートたけし)監督の3作目の作品です。
収集車でのごみ回収を仕事とする聾唖(ろう者)の青年・茂(真木蔵人)がごみとして出された先端の欠けたサーフボードを見つけ、持ち帰る。彼はそのボードに発泡スチロールを継ぎ合わせ、同じ障害を持つ彼女・貴子(大島弘子)を誘い海へ向かう。静謐なタッチのラブストーリーとなっています。
「あの夏、いちばん静かな海。」で劇中に何度も登場する、茂たちがサーフィンの練習をしていた海は湯河原海水浴場です。
また、劇中に登場するサーフショップやフェリーは横須賀にあります。しかし、サーフショップの多くは現在閉店しており、別のお店となっています。
久里浜港から出る東京湾フェリーは現在もあるので、デートにもおすすめです。片道40分のゆったりとした船旅はいかがでしょうか♡
久石譲の音楽との相性もとても良く、題名通り静かで魂に響く作品です。
スポット詳細
久里浜港 神奈川県横須賀市久里浜8丁目17-5
つぎはアニメ映画の紹介♡