事前準備での失敗
まずは、両家顔合わせ食事会までの事前準備での失敗から見ていきたいと思います。
準備段階で気を付けるべきことがいくつかあるので、
円滑に進めるためにも、事前準備はとても大切です。
誰が仕切るのか決めておく
挨拶は誰からするのか、自己紹介の順序など、
司会進行がグダグダにならないように、
あらかじめ決めておくとスムーズです。
ちなみに、おふたりが主催の場合は新郎が、
親主催の場合は新郎父が仕切ることが多いそうです。
進行や内容を決めるのはおふたりの仕事になるので、
婚約食事会の場合は仕切り役や進行プログラムを考えておかないと、
当たり障りのない会食で終わってしまう恐れがあります。
結納は決まった手順があるからいいけれど、お食事会は決まった流れが無いため、
「家族紹介のしおり」というようなものを用意して、
性格や趣味などをかいたものを用意しておくと安心だと思います。
手土産の用意など擦り合わせ不足
顔合わせをする前から、親同士が直接やり取りをすることはほぼないはずなので、
どんな服装で臨むのか、手土産はどうするのかなど、
細かい部分までおふたりが間に入って調整することが大事になってきます。
しきたりや慣習の違い・意思疎通がうまく図れないなど、
ちょっとした行き違いで両家の間に溝が生まれることも考えられます。
手土産の他にも、服装の格を両家でそろえなくてもいいのか、
親は何を希望しているのか、そこをあいまいにしたままだと
後悔する羽目になってしまうので、おふたりからそれぞれのご両親に
擦り合わせが必要になってきます。
到着時間が遅れ親同士の鉢合わせ
寝坊や勘違いで遅刻するのはもってのほかですが、
普通の食事会ではなく、顔合わせは特別な場であるため、
準備万端で早めに到着しておきたいですね。
特に、両親が遠方から来る場合は、余裕をもって早めに
到着することが多いようなので、要注意です!
先に親同士が鉢合わせないためにも、
食事会とは別の場所でそれぞれの家族が
集合してからお店に向かうと安心だと思います。
顔合わせを行うお店には「5分前」くらいに着けるよう、
家族の集合時間を決めておきましょう!
どのようにお支払いをするか決めておく
従来はご両家で折半されることも多かったのですが、
現代ではご両親を招待する立場として、
新郎新婦が負担するケースが一般的です。
費用は予め一つに纏めておき、お支払いの際は
代表してどちらか片方が行うとよいでしょう。
新郎が代表して支払いを担当するケースが多く見受けられます。
予定費用が変化した場合は後日新郎新婦間で調節するようにしましょう。
新郎新婦だけでなくご両家でお支払いされる場合は
折半で支払うケースが多いです。
参加人数に差があるケースだったり、片方の家が遠方からお越しで
交通費や宿泊費など別途費用がかかる場合は、
片方の家に負担がかかりすぎないように気を配る必要があります。
また、片方の地元に遠方からお越しいただく場合は、
交通費や宿泊費の負担を考慮して開催地側のご家族で
食事代を負担するケースもあります。
席順を決めておかなかった
顔合わせの食事会では、上座に男性の親族、下座に女性側が座ります。
顔合わせをするための食事会においては、結婚するふたりが主役ではなく
両親が主役であることを忘れないようにしましょう。
上座から「お父様・お母様・ご本人」の順番になるように座ります。
食事会の席順は、上座と下座に注意して座りましょう。
上座・下座の考え方はビジネスの現場でも非常に重要視されるため、
社会人として知らないと大きな恥をかいてしまう可能性があります。
入口から遠い席は上座、入口に近い席は下座であり、
上座に目上の人、下座は目上の人を迎える側の人が座ることがマナーです。
つまり、顔合わせでは男性側の親族が上座、女性側が下座に座ります。
また、上座、下座とも、それぞれのお父様、お母様、ご本人の順番で
座ることが一般的です。
そのため、入口から最も遠い場所に男性のお父様、次にお母様が座ります。
当日の失敗