婚姻届の証人が遠方にいる場合
1、両親に書いてもらう人は両家顔合わせのときに書いてもらう
入籍する前に、お互いの親同士のご挨拶、
両家の顔合わせを行うカップルが多いですよね。
もし彼の親、彼女の親どちらともに証人になってもらいたい場合、
遠方に住んでいたらすべてを郵送でやりとりすることになります。
できれば、早めに婚姻届を用意して、
両家顔合わせに持参すると良いと思います。
その場で証人の欄を書いてもらうことができればとってもスムーズ。
また、もし結婚について了承済みであれば、
結婚挨拶で両方の家を訪れるときに記入してもらうことも可能ですね*
2、証人のところへ郵送する
事前に相手に電話等で連絡を入れてから、
すべてを記入した状態で婚姻届を郵送するのがgood!
証人はふたりの結婚の意思を証明するものであるため、
白紙の状態で婚姻届を証人に預けるのは失礼ですし、
証人の欄だけが書かれた婚姻届を紛失してしまうと別の誰かに悪用されることも!><
必ず自分達の必要項目を記載してから署名をお願いしましょう。
返信用の封筒や希望の返信期日を記載した手紙を添えて送ると、
とても丁寧で、感じが良いですよね。
婚姻届の証人を頼める人がいない場合
対処法①証人代行サービスに依頼
証人が見つからない場合には、
実は代行サービスを利用する方法もあるので安心してくださいね。
最近だと結婚式のゲスト代行サービスもありますよね。
費用は1名分8,000円~10,000円、
2人なら16,000円~20,000円程度。
代行サービスは行政書士事務所や
個人が行っているものなど本当にさまざま。
婚姻届には個人情報が多く書かれているので、
証人代行業者は慎重に選ぶ必要がありそうです><
対処法②大家さんに依頼する
ちょっとびっくりするかもですが、
住居の大家さんやマンションの管理人などに依頼したという方も!
また、他にも少し仲良くなったマンションの住人さんも。
提出までに時間がなく、
新居に引っ越したばかりで周囲にあまり知人もいないということが理由。
「見知らぬ人に頼むの・・・・・・?」と不安に思う人もいるでしょうが、
結婚自体がおめでたいことなので多くの場合、
快く承諾してくれることが本当に多いみたいなので、安心してくださいね。
依頼するときは、ふたりで事情を説明したうえで、
「よければわたしたちふたりの証人になっていただけませんか?」と丁寧にお願いしましょ!
対処法③会社の上司・先輩・同僚に依頼する
もしあなたが働いているのであれば、
職場の上司や先輩・同僚などに証人を依頼することができますよね。
婚姻届の証人として多いのが職場の上司なんです!!
仕事でいつもお世話になっていることもあり、
証人をお願いする人が多いみたいですよ◎
こちらは✕です><
証人の条件は「20歳以上で2人の結婚を認めてくれる人」。
文面どおりに考えると、役所の窓口にいる人でもOKなの?と思いがちですが、基本的には役所の人には引き受けてもらえません。
こちらも✕です><
夫や妻が誰かの名前を勝手に書くのは不可。
婚姻届への署名は、夫婦となる2人も証人も、
必ず本人が自分で書かなければなりません。代筆はNGです。
婚姻届の証人の欄の書き方、注意事項!
書いてもらう内容/準備してもらうもの
婚姻届にある「証人」の欄に
「署名」「生年月日」「住所」「本籍」をそれぞれ記入してもらい、
印鑑を押印してもらいます!!
<書いてもらう内容>
・生年月日は「昭和」「平成」など和暦で記入。
・住所は現在証人が住民登録している住所を記入。
・本籍は戸籍に記載されている本籍地を記入。
<準備してもらうおの>
印鑑(シャチハタNH)
本籍地と住民登録している住所がわかるもの(本籍地記載の住民票など)
黒か青のボールペンや万年筆(消せるボールペンは不可)
婚姻届の証人の署名を代筆してもいい?
これは絶対にNGです!!
婚姻届への記入は、
夫婦となるおふたりに関しても証人に関しても、
必ず自筆で記入しなければなりませんので注意が必要で、代筆はNGです。
そのため、遠方に住んでいる親や親戚、
恩師などにどうしても証人を頼みたい場合は、
先で述べたとおり、
婚姻届を郵送して証人となる人に記入してもらいましょう*
その際、記入が必要な箇所を付箋などで明確にしておくことはもちろん、
記入例・記入見本も同封しておくと安心*
事前に連絡をすることも大切です◎
証人の欄の印鑑にシャチハタ不可
シャチハタは不可です。
認印か実印を用いてくださいね^^
同じ姓でも同じ印鑑は使用不可
夫婦や兄弟のように、
苗字が同じ2人に証人をお願いする場合は要注意です!
それぞれ違う印鑑を用意して押してもらいます。
マンション名や番地の書き方
現住所はマンション名やアパート名も省略せず、
住民票どおりにすべて記入する必要があります。
本籍地の記載のある住民票を取り寄せれば、
証人欄に必要なことはすべて載っていますので、
証人をお願いする際に、
必要なことを説明して、準備を整えてもらうことが大切!
婚姻届の証人欄に捨印があると安心
もしも婚姻届を提出したあと証人欄に不備が見つかった場合、
証人欄外に「捨印」が押されていれば、
証人に代わって役所の人が訂正を行うことができるんです!
証人は婚姻届の提出には立ち会わないことがほとんどですので、
証人2人の捨印を欄外に押してもらうとgood!
捨印とは、自分に代わり相手方が訂正を行うことを認める意思表示なんですって!
ただし、証人の署名欄内においての不備は、
訂正印が必要になる市町村もありますので、
署名に不備のないよう記入してもらいましょうね。
本籍とは?本籍を確認できるもの
本籍とは戸籍の所在地のことを指し、
現住所とは異なりますので確認が必要です!
本籍地については両親に聞くか、
あるいは住民票や戸籍謄本を取得すれば確認することができますよ*
証人が書き損じてしまったら?
書き損じてしまったときは、
記入者本人が訂正箇所に二重線を引き、
署名欄の横に押印し、正しく書き直してok!!
訪問した際その場での記入となると、
証人を引き受けてくださった方も緊張から書き損じてしまうことも><
予備を持参してもよいのですが、
証人欄に記入するとき、
もし間違ってしまっても訂正することができるので安心してくださいね。
修正液や修正テープでは、
婚姻届が不受理となる原因となりますので使わないようにしましょ!
外国人に婚姻届の証人をお願いする場合
証人は20歳以上(証人の出身国の成年年齢に達しているかも確認が必要◎)で
ふたりの結婚を認める人であれば、
日本国籍を持たない外国人でも問題ありませんが、
所要事項の記入は細心の注意が必要です。
▪署名について。
カタカナでフルネーム(ファミリーネーム・ファーストネーム・ミドルネームすべて)を省略しないで記入する必要があり、
また同じく欧文でフルネームを署名します。
▪外国人は印鑑がないので押印は必要ありません!!
▪生年月日は和暦ではなく西暦で、
住所は住民登録しているところを日本語で記入してくださいね。
▪本籍欄には、外国籍の外国人の場合は日本国内に本籍地がないので、
国籍(例えば、「アメリカ合衆国」「イタリア」など)を
日本語で、また自筆で記入します。
これらすべて代筆では受理されません。
受理されない婚姻届
「シャチハタ(インク浸透式のゴム印)を使用している場合」や、
「苗字が同じ2人の証人が、同じ印鑑を使用した場合」なんですって!
また、ご自身の内容に間違いがあると、
証人にも迷惑をかけることになるので、
準備を整えてから署名してもらうようにしましょうね^^
まとめ
婚姻届には証人として、成人していて、結婚を認める人が2人必要
新郎新婦の親が証人になることが多い
証人本人が署名・押印する、代筆は不可
証人に本籍地記載の住民票を用意してもらうと記入がスムーズ
記入ミスがあった場合にそなえて捨印をもらっておく
ぜひ上記に気をつけて、
受理されるように丁寧に書いてみてくださいね。