子育てグリーン住宅支援事業の対象者
では、子育てグリーン住宅支援事業の対象となるのは、どのような家や工事なのでしょうか?
対象となる家や工事は、新築なのかリフォームなのかによって異なります。
では、子育てグリーン住宅支援事業の対象者について、詳しく見ていきましょう◎
子育てグリーン住宅支援事業の対象者「新築住宅」
新築住宅の場合、まずは以下の3点に当てはまっていることが条件です。
・建設地が市街化調整区域に該当しないこと
・建設地が土砂災害特別警戒区域・災害危険区域に該当しないこと
上記3点をクリアすることで、住宅の省エネ性の審査に入ることができます◎
住宅の省エネ性では、すべての世帯において「GX志向型住宅」が対象。
また、子育て世帯(18歳未満の子を有する世帯)と若者夫婦世帯(夫婦のいずれかが39歳以下の世帯)においては「長期優良住宅」と「ZEH水準住宅」も対象となります。
GX志向型住宅とは「エネルギー代を抑えつつ、環境全体に優しい暮らし」を目指す家のこと。
最大の特徴として、断熱等性能等級6以上であることが挙げられます!
このほかにも、再生可能エネルギー設備などで、消費エネルギーが実質ゼロ以下であるというのも、要件のひとつです。
長期優良住宅とは「長期にわたって良好な状態で使用できるよう構造や設備が整備された住宅」のこと。
住宅を長期にわたり良好な状態で使用するための、さまざまな要件が定められています!
長期優良住宅に該当するための措置を講じ、所管行政庁に認定申請をおこない認証されると、長期優良住宅としての認定を受けることが可能です。
ZEH水準住宅とは、省エネルギー性能を備えた住宅のこと。
「ZEH」とは、net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略で、消費するエネルギーの量をゼロまたはマイナスにする家のことを指します。
ZEH水準住宅に認定されるには、断熱等性能等級5以上や、一次エネルギー消費量等級6以上という要件をクリアする必要があるのです!
子育てグリーン住宅支援事業の対象者「リフォーム」
リフォームの場合は、工事内容に応じて補助金が支給されます。
補助金を受け取るために必須な工事は、以下の3種類の工事です!
・ZEH水準相当に達する躯体(床・壁・天井)の断熱改修
・エコ住宅設備機器(太陽熱利用システム、高効率給湯器など)の新設
この必須工事をおこなうことで、子育て対応改修工事とバリアフリー改修工事の2つも対象となります。
リフォームの場合、新築住宅のような年齢制限などがなく、工事の要件を満たしていれば、誰でも補助金を受け取ることが可能です◎
子育てグリーン住宅支援事業の期間