【妊娠初期】“つわり”の始まり
妊娠初期である「妊娠1ヶ月〜4ヶ月」は、つわりを体感する人が多いようです。
8週〜9週あたりが、最もつわりの症状がでやすく、15週ごろには落ち着く方が多いようです。
妊娠にあたって体内のホルモンバランスが変化することでつわりになると言われていますが、きちんとした原因はまだ究明されていないとのこと。その症状としては、吐き気や嘔吐、嗅覚が敏感になる等がよくある症状としてあげられます。
「気持ち悪くて食べられない・・・」ということも多いので、この時期は「食べられるものを、食べられる時に、食べられる量を」を心がけると良いでしょう。たしかに良質なバランスの食事は大切ですが、この時期はまず食べられるものを食べることが優先です。体調が落ち着いてきたら、また食事を整えることもできますので、むりせずにやっていきましょう♪
つわりは早朝空腹時に起こることが多いと言われているため、枕元に軽食やビスケットなどを常備しておくこともおすすめです。比較的、冷たいもの(アイスなど)や、酸味の強いものは食べやすいとされているため、冷蔵庫にいれておくと良いですね。
ただ、つわりの症状は本当に人それぞれ。ですから、自分の身体と相談しながら、つわりの出やすいタイミングや、食べられるものを模索していく方法がベストです。
【妊娠中期】便秘や貧血
妊娠中期の「妊娠5ヶ月〜7ヶ月」はいわゆる安定期と呼ばれ、少しずつ体調が安定してくる時期。
お腹の中の赤ちゃんもだんだんと大きくなってきているため、お腹も少しずつ目立ってくる頃でしょう。
つわりも比較的落ち着いてくるため、食欲も戻ってきます。このあたりから体重が増加しすぎないように気をつけ、健康的な食生活が送れると良いですね。
ただそうは言っても、真面目に取り組みすぎても気持ちが張り詰めてしまうので、自分が楽しめる範囲で生活をコントロールすることが大切です♪今はなにもしていなくても、身体が赤ちゃんを育て、守っているという偉業を成し遂げている時期!寝て起きて、ごはんをしっかりと食べられたらそれだけでハナマルなので、引き続きむりせず過ごしましょう♡
そんな時期にマイナートラブルとして目立ってくるのが、「便秘」と「貧血」。
ホルモンの変化によって、胃腸の働きが弱まり、なおかつ赤ちゃんも育ってきているため子宮が胃腸を圧迫し、便秘になりやすくなります。お水をたくさん飲んだり、食物繊維が豊富な食材を意識的に食べるなどを心がけていきましょう。適度な運動も便秘解消には効果があると言われていますよ♪
そして、この時期はなにかと鉄分が不足しがち。
動悸やめまい・たちくらみを防ぐべく、魚介類や大豆類を摂取し、鉄の吸収をサポートするビタミンの豊富な野菜も食べましょう。
比較的、行動しやすい時期ですので、できる範囲の運動も心がけたいですね♪
健康的な食生活・ライフスタイルを意識して、少しでもマイナートラブルを和らげ、楽しく過ごしていきましょう♡
【妊娠後期】腰痛やむくみ
妊娠後期の「妊娠8ヶ月〜10ヶ月」はかなりお腹が大きくなり、赤ちゃんも外の世界へ出てくる準備が整ってくる時期。
それに伴うマイナートラブルもちらほらとでてくるかもしれません。
お腹がパーンと大きくなるこの時期は、それを支えるために反り腰になりがち。それによって、腰痛が出てくる方が多いようです。
また出産の準備として、骨盤にある仙腸関節と恥骨結合(骨盤周りの関節や靭帯)が緩み、より腰に負担がかかってしまうため、痛みがでてくる方もいるでしょう。
「骨盤を後ろに倒し、背中を丸める→骨盤を前に出し、背中をそらす」などの骨盤・背中ストレッチを行って、なるべく身体が固まらないように意識していきましょう!カイロや、入浴などで身体を温め、ほぐすことも有効と言われています♪
「むくみ」は妊娠中を通して、出やすい症状ではありますが、後期になるとよりむくみを感じる方もいるでしょう。
妊娠が進むに従って、体内の血液量が増え、そのなかに含まれる水分も多くなるため、それが体液として皮下組織に染み出すことでむくみを感じます。
いつも履いていた靴が入らなくなるなど、生活の中でもむくみを感じる機会が増えるかもしれません。ですが、むくみがでるのは妊娠中の生理現象ですので、安心してくださいね。ただ、あまりにも全身にむくみを感じ、血圧も高い場合はかかりつけ医に相談を。妊娠高血圧症候群などの可能性も考えられるため、早めの受診を心がけましょう!
対処法としては、まずはこまめな水分補給。
水分不足になると、さらにむくみますので、定期的に水分補給をしましょう。気が付いた時にたくさん飲むのではなく、「こまめ」がポイント。1日2リットルを目安に、水を飲む習慣をつけてみてはいかがでしょうか。
そして、就寝前や、休息の時は、足を少し高くしておくのもおすすめです。血液やリンパ液の戻りが良くなりますよ。お腹がきつくなければ、足のマッサージもいいですね♪
症状に疲れてきたら、この言葉を唱えて!