授かり婚とは、妊娠をきっかけに結婚を決意することです。新たな命を授かる喜びとともに、結婚、妊娠、出産といった重要なイベントが短期間に重なるため、計画的なスケジュール管理が求められます。本記事では、授かり婚の基本情報から、各時期における具体的なスケジュール例、結婚式や入籍のタイミング、金銭計画までを詳しく解説します。
授かり婚とは?基本情報と特徴
厚生労働省令和3年度「出生に関する統計」によると、5組に1組のカップルが授かり婚です。授かり婚とはどのようなものなのか、その流れやメリットが気になる方もいるでしょう。ここでは、授かり婚の基本情報と特徴を解説します。
授かり婚の定義は妊娠をきっかけに結婚を決めること
授かり婚とは、妊娠をきっかけに結婚を決めることを指します。基本的には、妊娠が判明した後に両家へ報告し、結婚の準備を進める流れが一般的です。
また、明確な定義はないため、妊娠をきっかけに結婚を考え出したカップルだけでなく、婚約中に妊娠した場合も授かり婚と呼ばれることがあります。
授かり婚のメリット・デメリット
授かり婚には、新しい命を授かることで、結婚の決意が固まりやすいというメリットがあります。また、子どもの存在が家族としての絆を深めてくれるというメリットも。
しかし、結婚式をあげる場合は準備期間が短く、スケジュールがタイトになりがちです。また、妊娠することで女性が働けなくなり、経済的に不安定になるというデメリットもあります。
授かり婚のスケジュール例【時期別】
授かり婚では、一気に結婚や妊娠、出産と進むため、戸惑うこともあるでしょう。しかし、スケジュールを把握しておくことで、焦らず行動できます。ここでは、授かり婚のスケジュール例を時期別に解説します。
妊娠初期(2~3ヶ月)|結婚の準備と両家挨拶
妊娠に気がついたこの時期は、パートナーと今後について話し合いましょう。結婚することが決まったら、妊娠の報告と両家への挨拶を行い、婚姻届を提出します。また、結婚に伴って健康保険や運転免許証、銀行口座などの名義変更を行う必要があるため、早めに対応しておくとベターです。
さらに、結婚式を挙げるかどうかも検討しましょう。妊娠中に結婚式を挙げるのであれば、安定期に入る4〜6ヶ月頃がおすすめです。意外と時間がないので、結婚式をする場合は、早めの行動をおすすめします。
妊娠中期(4~6ヶ月)|結婚式を挙げるならこの時期がベスト
安定期に入る妊娠4〜6ヶ月頃は、結婚式を挙げる際のベストタイミングです。結婚式を挙げるのであれば、この時期に結婚式の準備やドレス選びを行いましょう。
また、安定期といっても必ずしも安全というわけではありません。母子の体調を最優先に考えながら、結婚式準備を行いましょう。
妊娠後期(7~9ヶ月)|体調を優先しながら準備する
妊娠後期はお腹も大きくなり、動くことも億劫になる時期です。引っ越しをする場合は、この時期までに準備を済ませておきましょう。
また、赤ちゃんの洋服やベビー用品、ベビーカーなどを準備することも忘れずに。さらに入院時のパジャマやタオルなど、ママ自身の準備も少しずつ進めておきましょう。
出産後のスケジュール|産後の結婚式・入籍はいつがベスト?
出産後に結婚式を挙げる場合、体調が回復する産後3~6ヶ月以降を目処に検討しましょう。とはいえ、産後1年以内は体調や体型も完全に戻っておらず、赤ちゃんの授乳タイミングなども考慮する必要があります。産前に式場を予約するのではなく、落ち着いたタイミングで検討するのもひとつの方法です。
また、入籍は産後でも可能です。赤ちゃんの出生届と合わせて婚姻届を提出したり、その後の記念日に提出したりとタイミングはさまざま。結婚するおふたりで、ベストな日取りを検討してみましょう。
結婚式を挙げる際のポイントとは?