結婚式に招待されたけれど、やむを得ない事情で出席できない…そんなとき、どんな言葉を選んで伝えれば失礼にならないのか、不安になる方は多いはず。本記事では、結婚式を欠席する際の連絡の仕方や、心のこもったメッセージ例文を徹底解説します。
結婚式を欠席する際の基本マナー
結婚式に招待された場合、本来であれば出席したいもの。しかし欠席となるとまず押さえておきたいのは、欠席の連絡タイミングや伝え方に関する基本マナーです。相手に失礼のないよう、礼儀を守りながら思いやりを伝えましょう。
欠席の連絡はとにかく早めに伝える
欠席が決まったら、なるべく早く連絡するのがマナーです。返信はがきの返信期限前はもちろん、招待された時点で出席できない可能性が高い場合は、電話やメッセージですぐに伝えましょう。
また、結婚式の準備には人数把握が重要です。直前のキャンセルは料理や引き出物のキャンセルに支障が出るため、迷っていても一報入れる心配りを忘れないようにしましょう。
欠席理由の伝え方と注意点
欠席理由は、相手に不快感を与えないように配慮が必要です。正直に伝えるのは大切ですが、「旅行」や「他の結婚式」などは、相手との関係性を考えて表現を和らげる工夫をしましょう。
「やむを得ない事情」「仕事の都合」「家庭の事情」など、柔らかくまとめて伝えると安心です。言いにくい内容はあえて詳細を省いても構いません。
ご祝儀やお祝いの品のマナー
欠席する場合でも、お祝いの気持ちを形にして伝えることは大切です。結婚式に出席しない場合、ご祝儀を現金書留で送ったり、プレゼントを贈ったりするのが一般的。
金額は出席時の7〜8割が目安で、相手との関係性によって調整します。また、メッセージカードを添えるとより心が伝わるでしょう。
欠席時のメッセージ例文集
欠席の連絡は、文面に気を遣うポイント。失礼がなく、なおかつあなたの祝福の気持ちが伝わるメッセージに仕上げましょう。ここでは、欠席時のメッセージ例文を相手との関係性や連絡手段別にご紹介します。
招待状の返信はがきに書く場合の例文
返信はがきはフォーマルな印象を与えるため、丁寧かつ簡潔な言葉を心がけましょう。また、「ご欠席」「御住所」の「ご」の字は斜めの二重線で消すのがマナーです。
例文:
「ご結婚、誠におめでとうございます。あいにくやむを得ない事情により出席がかないませんが、おふたりの幸せを心よりお祈り申し上げます。」
「ご結婚、誠におめでとうございます。あいにくですが、当日はやむを得ない事情で伺うことができません。おふたりの末永いお幸せをお祈り申し上げます。」
メールやLINEでの連絡例文
カジュアルな連絡手段でも、文面には礼儀を忘れずに。相手との関係性や親しさに応じて文体を調整しましょう。
例文:
「〇〇ちゃん、ご結婚おめでとう!当日はどうしても外せない予定があり、欠席させていただくことになりました。出席できず残念ですが、素敵な式になるよう心から願っています。」
「ご結婚おめでとう!結婚式および二次会に招待してくれてありがとう。結婚式は仕事があり出席できませんが、二次会には参加させてもらえると幸いです。」
親しい友人へのカジュアルなメッセージ例文
親しい友人への連絡の場合は、あまり堅苦しくならなくても大丈夫。欠席という事実よりも、祝福の気持ちとお詫びをしっかり伝えることが大切です。
例文:
「ご結婚おめでとう!本当は行きたかったんだけど、どうしても外せない予定があって欠席します。また会ったときにお祝いさせてね。」
「ご結婚おめでとう!出産を控えているため、欠席します。素敵な式になるよう心から願っているよ。」
上司や目上の方への丁寧なメッセージ例文
上司や目上の方への連絡の場合は、丁寧でフォーマルな表現を心がけましょう。丁寧に連絡することで、関係性も維持できます。
例文:
「このたびはご結婚、誠におめでとうございます。恐縮ながら、一身上の都合により当日は欠席させていただくこととなりました。末永いご多幸をお祈り申し上げます。」
「このたびはご結婚おめでとうございます。〇〇さんの結婚式を楽しみにしていたのですが、あいにく子どもがまだ生後間もないので 残念ながら欠席させていただきます。」
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