住宅ローン減税のポイント
●住宅ローン減税の適用期間
●住宅ローン減税の手続きをした際の減税額
住宅ローン減税を受ける上で、みなさまが最も気になるのはこの二点では?ここからは上記二点について詳しくご説明します◎
ポイント①控除率は0.7%
住宅ローン減税を利用した際の減税額は、住み始めた時期や建物の種類によっても異なりますが、2023年現在の考慮率は0.7%となっています。
つまり年末時点の住宅ローン残高に対し、0.7%を掛けた金額を所得税・住民税から差し引くことができます◎
2,000万円×0.7%=14万円
※14万円が所得税と住民税から差し引かれる計算です。
ポイント②減税期間は10年もしくは13年
住宅ローン減税の適用期間は新築・中古物件とで期間が異なります。新築物件を購入した場合は13年、中古物件を購入した場合は10年となっています。
ポイント③環境配慮型物件を税制面で優遇
以前は一般住宅であってもローン残高4,000万円まで住宅ローン控除の対象でしたが、2022年の改正により、住宅の性能に応じた上限金額が設定されるようになりました◎
②ZEH水準・・4,500万円
③省エネ基準・・4,000万円
④その他・・・・3,000万円
中古物件の場合、①~③に該当する環境配慮型物件の上限が3,000万円、④のその他に該当する一般住宅の上限が2,000万円となります。
また新築物件に関しては来年2024年以降に関しては、①~③に該当する環境配慮型物件の上限額が下がります。さらに④のその他に該当する一般住宅に関しては、住宅ローン減税の適用外となりますので、お気を付けください◎
ポイント④住民税からの控除額にも上限金額あり
住宅ローン減税では、住民税よりも先にまずは所得税から住宅ローン減税による税金を差し引く形になります。しかし、住宅ローン減税による税金の控除額が所得税を上回る場合、残りを住民税から差し引く形になります。
また住民税から住宅ローン減税による税金を差し引く場合、前年度の課税所得×5%が控除可能額となり、上限金額は97,000円となっています。
住宅ローン減税を受けるための条件