みなさま、こんにちは!長野公認ライターの★なごみ★です♪
今回は、結婚式を挙げるなら日本人らしく和風な雰囲気の神前式をしたい!神様の前で愛を誓いたい!長野県にある神社で結婚式を挙げたい!とお考えの花嫁さま必見の特集になっております。
今回は、長野県民に昔から愛される神前式ができる神社をご紹介していきます!
長野県にある挙式ができる神社を紹介する前に神前式について、少し説明をしていきたいと思います。
神前式の起源について
神前式はいつからできたの?
神前式の起源は室町時代までさかのぼります。室町時代とは男性が女性のもとに通うスタイルの結婚をする「通い婚」や「妻問い婚」の女性優位の平安時代とは違い、女性は男性のもとに嫁ぐ「嫁とり婚」が主流になって男性優位になってきた時代です。
なぜ室町時代から文化が変わっていったのかというと、室町時代というのは下位の者が上位の者をしのぐ下剋上が盛んになってきた時代でした。そんな乱れた世の中を正すために幕府が行ったのは中国からヒントを得た「礼法の確立」です。武士にはありとあらゆる物事に細かい決まり事ができあがっていきました。
そんな礼法の確立の影響は結婚にも及び、どんどん男性の立場が強くなっていき、女性優位だった時代から男性優位の時代へと移り変わっていきました。お互いの家の結びつきを表す「結納」が行われるようになったのも室町時代からです。これも中国の儀式にある「六礼」というものからヒントを得たものです。
最近は結納ではなく、顔合わせが主流ですが、結納を行った・または行う予定の花嫁さまもいらっしゃるのではないでしょうか?わたしも学生時代に学びましたが、いろいろやることや準備するものがあって大変ですよね・・・
この結納を行ってやっと神前式に執りかかることができます。ちなみにですが、白無垢に合わせる角隠しが出てきたのも室町時代からです。一説によると、室町時代の女性たちは外出する際に小袖を頭からかぶって出歩いていたからだそうです。
神前式の流れ
神前式当日の作法
神前式当日に行う作法を紹介します。難しい名前、難しい作法がいろいろありますが、当日はいろんな人がサポートしてくれるので安心してくださいね!
①手水の儀・・・神社に参拝するときと同じように、参拝者全員が手水を行います。
②参進の儀・・・神職、巫女、雅楽奏者に導かれて新郎新婦と参拝者が神社に入場します。
③斎主挨拶・・・これから式を進めてくれる神職の方が挨拶を述べます。挨拶が終わったら、参加者全員で神前に頭を下げましょう。
④修祓の儀・・・簡単に言うと「お祓い」です。これから神聖な儀を執り行うので、その前に心身を清めていく必要があります。
⑤祝詞奏上・・・神職の方が神様に向かってお祝いの言葉を読み上げてくれます。
⑥参献の儀・・・「三三九度」と呼ばれる小、中、大の盃を夫婦で酌み交わす儀式です。
⑦誓詞奉読・・・新郎新婦が神前の前に出て、夫婦としての誓いを読み上げる儀式です。
⑧指輪交換・・・新郎から新婦へ、新婦から新郎へと指輪をはめます。
⑨玉串奉奠・・・「玉串」と呼ばれる小枝に榊の葉をつけたものを、神前にお供えします。
⑩巫女の舞・・・巫女が両家の繁栄を祈って舞を舞ってくれます。
⑪親族杯の儀・・列席者全員もしくは両家親族の代表者が盃でお神酒を飲んで、両家の繋がりを固めます。
⑫斎主祝辞・・・神職の方が新郎新婦、両家参列者に向かってお祝いの言葉を述べてくれます。
⑬退場・・・・神職→新郎新婦→仲人→親族の順番に退場していきます。
次から神社の紹介です!