妊娠中に赤ちゃんのダウン症を調べる方法
妊娠中に、赤ちゃんがダウン症かどうかを調べる方法としては、以下の6種類が挙げられます!
・母体血清マーカー検査
・羊水検査
・絨毛検査
・コンバインド検査
・NIPT(新型出生前診断)
では、それぞれの検査の特徴を詳しく見ていきましょう**
超音波検査(エコー検査)
超音波とは、人の耳には聞くことのできない高い音のこと!
超音波検査とは、この高い音を体に当て、反射した超音波を解析・画像化する検査のことを指します。
よく見る「エコー画像」は、超音波検査で観られる画像のこと!
エコー画像は、超音波検査のときに画像として保存されたものなのです。
検診のたびにおこなう超音波検査ですが、妊娠11週以降の胎児が検査に十分な大きさになったころ、超音波検査でダウン症が診断できるようになります*
しかし、超音波検査ではダウン症の「可能性」を判断することしかできません。
確定診断を受けるには、羊水検査や絨毛検査などの他の検査をする必要があります!
母体血清マーカー検査
母体血清マーカーとは、母体から採血した血液に含まれる成分を調べる検査のこと。
確率が約80%と、比較的低いことが特徴です*
現在主流になっている「クアトロテスト」は、妊娠15日0日〜21週6日に受けられます!
母体血清マーカー検査も超音波検査と同じく、ダウン症の「可能性」を判断することしかできません。
確定診断を受けるには、羊水検査や絨毛検査などの他の検査をする必要があります!
羊水検査
羊水検査とは、染色体疾患全般を調べる検査のこと。
妊娠中の子宮内から羊水を採取し、染色体異常を調べる検査です!
羊水検査では直接細胞を観察するため、より正確な結果が得られるのが特徴*
ダウン症に関しては100%の精度で診断できるため、「確定診断」とも呼ばれます。
絨毛検査
絨毛検査とは、胎盤の一部である絨毛を採取し、染色体の形と数を調べる検査のこと。
直接絨毛を採取する検査なので、制度が高いことが特徴です*
絨毛検査は、羊水検査と共に「確定診断」と呼ばれます!
コンバインド検査
コンバインド検査とは、超音波検査と血清マーカー検査の2つを組み合わせて調べる検査のこと。
コンバインド検査では、結果が確率で表示されるため、ダウン症の「可能性」を判断することしかできません!
確定診断を受けるには、羊水検査や絨毛検査などの他の検査をする必要があります*
NIPT(新型出生前診断)
NIPT(新型出生前診断)は2013年に始まった検査で、母体の血液から胎児のダウン症を発見できる検査のこと。
NIPTは、精度が99%とほぼ100%に近い値であることが特徴です!
NIPTは、母体血清マーカー検査やコンバインド検査と同じく「非確定的検査」なのですが、その中でも精度が高いため最もおすすめされる検査でもあります*
よく使われるのはNIPT