受付中の注意点は?
結婚式の受付中は、
続々と到着するゲストの対応に追われます。
行列ができてゲストに迷惑をかけないよう、注意しましょう。
■私語は控える
久しぶりに会う友人が受付に来ても、
受付で話し込んだり、
はしゃいだりすると受付が停滞してしまうのでNG。
受付では軽く挨拶する程度にして、
後でゆっくりとご友人とお話しをしてくださいね。
■席を外す際は声をかけて1人ずつ
ご祝儀を預かる受付は不在にしてはいけません。
ゲストの案内やトイレなどで席を外す場合は、
他の受付係に声をかけて1人ずつ行くようにしましょう。
受付係の身だしなみ
受付係は、両家を代表する顔。
ゲストが最初に出会う人であることを意識し、
爽やかな第一印象を心掛けましょう◎
また、結婚式にはさまざまな年齢・職業の方が招待されますので、
おしゃれすぎて悪目立ちするのも、地味すぎるのもNG
明るく清潔感があって品のある、
万人ウケするような服装がおすすめ。
▼男性の服装
基本的には披露宴のドレスコードを
主催者側が決めているのでそれに従うことがほとんど。
フォーマルでということならば、
ゲストをお迎えする側として格の高い服を選びましょう。
昼は、ディレクタースーツかブラックスーツ。
夜は、タキシードかブラックスーツが格の高い服装に。
ただし新郎新婦より華やかにしないということも
抑えておくべきポイント。
男性はフォーマルが基本ですが、
何より大事なのは清潔感。
服や靴はもちろん、髪やひげなども
きちんとお手入れしておきましょう◎
■ダークスーツ
ブラックスーツは昼夜問わず着用できる準礼装。
ややカジュアルな結婚式ならダークスーツでもOK。
ネクタイを白系やシルバーグレーにしてきちんと感を。
■ディレクタースーツ
昼の準礼服。黒のジャケットに
黒×グレーなどのストライプスラックス、
ベストの組み合わせがおすすめ。
✓チェックポイント
① 小物で華やかさを出す
ネイビーやグレー、ブラックなどのダークスーツの場合、
明るい色の小物を取り入れるだけで、ぐっと華やかな印象に。
ポケットチーフやネクタイピンなどの小物で華やかさを。
② 手元は清潔に
結婚式の受付では、男性の手元も意外と見られています。
爪はきちんと切りそろえて、指先を清潔に整えておきましょう。
▼女性の服装
どんな人にも違和感なく受け入れてもらえる
清楚で明るい服装がおすすめですが、
結婚式なので華やかさもプラスするのがおすすめ。
受付に立つ方が黒っぽい色や
地味な装いにならないように気を付けましょう。
指先も清楚に、もし事前にネイルサロンに行くのであれば、
あまり派手すぎないカラーや装飾を選びましょう◎
■洋装
女性の洋服ならば、昼の正装はなるべく肌を出さない
アフタヌーンドレスを。
ワンピースかアンサンブル、
ツーピースなども好ましいです。
夜は袖なしのディナードレスでも大丈夫。
新婦よりも控えめなドレスを心掛けましょう。
■和装
着物には、昼夜の区別はありません。
ただし大振り袖は花嫁が着ることもあるので、控えましょう。
大振り袖よりも袖丈が短い中振り袖がおすすめです。
✓チェックポイント
① 動きやすい・着崩れしないデザインのドレス
お辞儀をするたびに胸元がチラチラ見えたり、
両手でご祝儀を受け取ったら
肩にかけたストールがずれたり…
そういったデザインのドレスを着ていると、
心配になって受付係の役目に集中できません。
動きやすく、着崩れしないドレスを選びましょう。
② 髪型はアップかハーフアップ
受付係がしょっちゅう髪の乱れを直しているのもNG
アップかハーフアップにしておくと髪が顔にかからず安心◎
ショートヘアの方はアクセサリーやワックス、
スプレーなどを使って髪を直す必要がないようにしておきましょう。
③ 上品なメイク&ネイル
明るく清潔感があって品のある、
万人ウケするような服装に合うメイクは、
濃すぎず上品なナチュラルメイク。
また結婚式の受付では手元に目がいくことが多いので、
ネイルも上品なカラー&デザインを。
ただ、これはあくまでも一般的な例で、
新郎新婦さまによってドレスコードが決められている場合や、
結婚式によってはもっとカジュアルな場合も◎
新郎新婦にも意向を聞いておくと安心ですよ!
まとめ
★受付中は新郎新婦側の人間として
本来なら新郎新婦や家族が務めるべき役割を、
受付係が代わりに担っているということを忘れないでくださいね。
受付を訪れるゲストの第一声は「おめでとうございます」。
それを受け、新郎新婦側の立場で「ありがとうございます」と、
笑顔で返すことを忘れずに◎
もちろん新郎新婦さまのご親族に会ったら際には
「本日はおめでとうございます」と、
こちらからきちんとお祝いのごあいさつを忘れずに。
また、受付係の立ち居振る舞いで、
結婚式の印象が決まってしまうことも。
どんなに忙しくても笑顔を忘れずに、
一人一人に丁寧な対応を。
★大金を預かっていることを忘れずに
受付の大事な仕事の一つは、
ゲストからのご祝儀を預かるということ。
途中でどうしても席を外さなくてはいけなくなっても、
必ず1人は持ち場を離れないように。
また、お車代など、頼まれたものは
きちんと責任を持って渡さなければなりません。
そのためには、名簿に自分で分かりやすく
印を付けておくなど、準備や工夫も必要。
事前に、ご祝儀を渡す人を確認しておきましょう。
大金なので、どんな事情があっても
指定された人以外に預けるのはNG。
例えば相手を見失った場合は
会場の人の手を借りますが、
その際もお金を預けるのではなく、
相手を探してもらうことが原則。
★遅刻は厳禁
受付係は一般のゲストよりも早く来る必要があります。
もちろん遅刻は絶対にNG
電車が止まったりすることも十分考えられるので、
何があっても対応できるよう、
早めの行動を心がけましょう。
広い会場の場合は、館内で迷わないよう、
会場の集合場所や、
施設内の情報を事前に確認しておきましょう。
★わからない場合は会場スタッフに
受付中、時には預かり物など、
イレギュラーな頼まれ事をされることも。
持ち場を離れられない受付の立場としては、
なるべく自分で引き受けず、会場スタッフに任せましょう。
遅刻してきた方いは、受付開始前に
会場へ対応策の確認をしておくと安心ですよ◎
いかがでしたか?
結婚式の受付係を依頼されたゲストの方に向けて、
受付係の役目やマナー、服装、
注意点などをご紹介いたしました。
結婚式の受付係という大役は、
そう何度も経験することではありませんよね。
結婚式は新郎新婦やご両家だけでなく、
誰もが幸せを感じ笑顔が増える場所♡
ぜひリラックスして受付係を楽しみ、
受付が終わった後は
たくさん新郎新婦さまをお祝いしてあげましょう!