無痛分娩のメリット・デメリットは?
無痛分娩には、もちろんメリットもデメリットもあります。
それぞれ、ご説明しますので、ぜひチェックしてみてくださいね!
無痛分娩のメリット
無痛分娩の最大のメリットは、痛みが軽減されるため痛みや恐怖心も軽減される点にあります。
痛みで血圧が上昇したり、必要以上に力んでしまったり、精神的に不安定になることも防げるんです。
また、無痛分娩は母体への負担が少なく、産後の回復が早いこともメリットの一つです。
出産時の痛みが軽減されることで、出産がスムーズに進みやすいため、体力の消耗を抑えることができ、産後の回復が比較的早いといわれています。
さらには、赤ちゃんへの負担も少なくなるんです!
出産時に力むと、呼吸が止まるため赤ちゃんに届く酸素量が減るといわれています。
特に妊娠高血圧症候群などで赤ちゃんへの血流がもともと減ってしまっている方は、通常の分娩でも赤ちゃんに影響がある可能性が出てきます。
無痛分娩を行うことで、必要以上に力まなくなるためか、赤ちゃんへの血流が増えたという報告があるんです。
母子ともに安心した出産をするための手段であることがわかりますね!
ただ、もちろんデメリットもあるので、しっかりと知っておきましょう。
無痛分娩のデメリット
無痛分娩のデメリットの一つは、出産の進行が遅れることです。
痛み軽減によりスムーズに進むことが多い一方で、無痛分娩のために使用する麻酔薬の影響で陣痛が弱くなってしまうことが原因となり出産が遅れる可能性もあるんです。
また、そういった場合に使用される陣痛促進剤によって合併症が起きる可能性もあります。
陣痛促進剤で人工的に陣痛を起こすと、子宮が強く収縮しすぎてしまい、へその緒や胎児が圧迫されて胎児機能不全に陥ったり、子宮破裂が起きたりするリスクがわずかにあるんです。
さらには、陣痛促進剤を使用することで、妊婦さんの体内で自然に作られているオキシトシンが減少し、母乳の分泌が減るとも考えられています。
そのほかにも、麻酔による母体への副作用の可能性もあります。
麻酔による副作用としては「低血圧」「足の力が入りにくくなる」「足がしびれる」「体温の上昇」「体のかゆみ」などが挙げられています。
これらのデメリットも知ったうえで、お医者さんとご相談することをおすすめいたします◎
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