みなさまこんにちは♡♥
Dressy編集部です*
本日はウェディングドレスではなく、
男性のタキシードに合わせるシャツについてお話します*
結婚式やパーティーでの着用シーンが多い、
タキシードのシャツですが、
初めて身につけるとなると、
着こなしマナーやコーディネートで悩まれる方が多いんではないでしょうか?*
今回は着用時に気をつけたい点や、
コーディネートの具体例をあげて、
着こなしに必要な知識をご紹介させていただきます♡♥
タキシードで合わせるシャツは普通のとは違う?
タキシードに合わせるシャツは、
普段のシャツとは少し違うフォーマル仕様のシャツが望ましいんですって!
と言われても、
どのようなシャツを選べば良いのかわからない方が大半ですよね!
また普段のシャツでも代用できるのかも気になるところ。
もともとタキシードにはレギュラーカラーだった?
タキシードに合わせるシャツとして、
一般的なのはウイングカラーシャツというものなのですが、
実は、もともとはレギュラーカラーというものだったんです*
その昔、貴族は食事をしたり、
ダンスを踊る際には燕尾服を着用されていました*
(燕尾服については後ほど詳しく説明いたします♡)
肌を見せることがエレガントではない、とされていたことから、
燕尾服を着る場合は、
ウイングカラーで肌(首)を見せないようにしておりました。
その後にタキシードが登場したのですが、
燕尾服を着るほどの場面ではないから、
気楽にタキシードで起こしください。というような服になりました*
気楽な服=タキシードにはレギュラーカラーを合わせておりましたが、
現代は、タキシードが正装!という側面もあり、
ウイングカラーを合わせるののが一般的になったということです♡
今一般的なシャツはウィングカラーシャツ
出典:MAKER’S SHIRT KAMAKURA のサイトをcheck!
ウィングカラーシャツは、
基本的にお祝いの場で着るシャツなので、
主に結婚式やパーティー、フォーマルな場など、
結婚式や披露宴などの華やかな場面で着用されていますが、
近年では、カジュアルに着こなすスタイルなども人気がありますよね◎
ウィングカラーシャツは、
その他のどんなシャツよりもフォーマルな場面でよく見かけるアイテム*
ウィングカラーシャツとのコーディネートが、
着こなしにおけるマナーとされている礼服も多いため、
特に主賓格が着ることが多くなるんです!!
もちろん、ゲスト側が着用しても問題はありません!!
ただ結婚式にお呼ばれされている立場ならば、
礼服よりも格を下げた略礼服(ダークスーツ or ブラックスーツ)と合わせて着るのが一般的!
また、そのような冠婚葬祭に限らず、
公式行事や何かの記念となる場でもよく着用されている場面も。
学校の卒業式で校長先生が礼服と合わせて、
ウィングカラーシャツを身につけていることもありますし、
社交ダンスやクラッシック音楽コンサートの衣装としても、よく使用されます*
格式が高い芸能分野や発祥背景が、
フォーマルな文化に選ばれてきた 歴史の表れですね*
ウィングカラーシャツとは?
近年、ウィングカラーシャツは、
かしこまった冠婚葬祭や記念式典に限らずに、
結婚式の二次会やパーティーなどの華やかな場でも、
よく身につけられていていますよね!
ドレスコードの制約も比較的緩く、
各々の思うファッションが認められる場も多い為、
初めてウィングカラーシャツに挑戦する方にとっては身につけやすい環境なんです◎
ウィングカラーシャツの特徴は襟の造形*
全体が首回りを包むように立ち上がり、
襟先のみ前に折り返されているんです。
その折り返された襟先が鳥の翼のように見えるため
「ウィング」の名が付けられたんだそうですよ*
立ち上がった襟を指して、
「襟高」「立襟」という別名で呼ばれる時もありますよ+
古くからフォーマルな場で使われていたシャツで、
イギリスのアスコット競馬場では、
正装として用いられていた歴史もあるんです!!
現在でも、格調の高い正装として、
広く愛用されているのがウィングカラーシャツ。
ただ、ウィングカラーシャツは襟の折り返しが小さいため、
通常通りネクタイを締めても固定出来ずに、
しばらくすると崩れてしまうことも多くあります><
それを防ぐために、
ウィングカラーシャツの背面にはネクタイを通すための紐が付いています!!
「背テープ」と呼ばれるもので、
着こなしに影響する必須の知識なので覚えておくとgood♡
ウィングカラーシャツは主に3種類
一口に礼服と言っても、
式の行われる時間帯などによって身につけるべき衣装が異るのも大切!
ウィングカラーシャツには3つの種類があり、
着用する礼装(タキシード・モーニング・燕尾服)、
昼と夜と時間帯が違いによって使い分けることができます。
また、その合わせる礼服によって、
ウィングカラーシャツの胸元のデザインも使い分けなければならないんです!(難しい・・)
胸にヒダ(プリーツ)が付いている、
袖口がダブルカフスになっている、
胸の留めボタンにスタッズボタンを取り付けられるデザイン。
または、ボタンが隠れる比翼仕立てになっているシャツもあります。
簡単に説明させていただきます↓
プリーツなし
モーニングコート
語源は「Good Morning(グッドモーニング)」。
男性が昼間に用いる礼服の中で、
最も格式が高いのがモーニングコートです。
こちらは、朝の散歩服として作られま、
原則的に夜間には着用しないのでぜひ覚えておいてくださいね。
そのモーニングコートの中に、
ウィングカラーシャツを着る場合は、
胸元にプリーツの無いシャツが適切とされています!!
元々は裾の長いコートの前面を、
大きくカットして着ていたことが起源のため、
「カッタウェイコート」とも呼ばれる場合もあるんですよ*
フォーマルスーツ
正装の次に格式が高いスタイル。
結婚式や披露宴にお呼ばれした場合の服装として一般的に使用されます*
結婚式場合は、
招待状に「平服で」という指定がなければ、
セミフォーマルでOKですよ*
プリーツあり
タキシード
古いルールによれば夜の準礼装とされていますが、
近年は正礼装もタキシードが一般的になってきていますよね◎
結婚式などでも夜の正装はタキシードで問題はありません!!
また現在では、夜のみの礼装ではなく、
昼からの着用も可能になってきていますので、
あまり時間のことは気にせずタキシードを着てもok*
タキシードのことを、「ブラックタイ」と言う方もいらっしゃるので、
お話の中に「ブラックタイ」が登場したら、
タキシードのことなんだな、と紐付けれると良いですね♡
またタキシードというのははアメリカの呼び方で、
イギリスではディナージャケットと呼ばれているんです:
そんなタキシードに用いるのが、
胸元にヒダ(プリーツ)のついたシャツ。
ウィングカラーシャツにも、
プリーツありデザインが多数つくられていますよ*
イカ胸
燕尾服(えんびふく)
燕尾服は 招待状などに「ホワイトタイ」と指定がある場合、
男性は必ず着用しなければなりません!!
基本的に、前開けで着用し、
ベストや蝶ネクタイもホワイトで統一するコーディネート。
格式の高い結婚式での新郎の正礼装でもあるんです*
夜間の礼装の中で、最も格式が高いのが燕尾服であり、
よく合わせられているのが、イカ胸と呼ばれるデザインのシャツ。
よだれかけのような、
大きな胸当てを縫い合わせたシャツをイカ胸シャツと言います。
シャツの上から首の後で結んで、
前に垂らしたデザインになっています*
その形状から日本のシャツ職人達は、
「するめ」又は「いか」と呼び、
一般にも「イカ胸」の名が定着しているんです。
また、こちらのイカ胸シャツと
先程ご紹介したタキシードが合わせられる場面も見られます*
ウィングカラーシャツに合わせるネクタイ
スーツ着用するときには、
シャツとネクタイは欠かせませんよね!!
ご存知の通り、
ビジネススーツと合わせるシャツ(襟)の定番には
“レギュラカラー・ワイドカラー・ボタンダウン”などがあり、
レギュラータイとナロータイが、
合わせるネクタイの基本の形になりますよね*
そのため、
襟型に特徴のあるウィングカラーシャツを初めて着る時には
「スーツやベストのカラー、合わせるネクタイ」など、
どう着こなすのが正解なのか、オシャレなのか、
不安になる方も多いのではないでしょうか?
格調の高い場では、
スーツやシャツだけでなく
小物にもフォーマルなアイテムが求めらるので、
今回はウィングカラーシャツに合わせるのに適した、
素敵なアイテム類たちもご紹介させていただきます♡
ちなみに重要なこととして、
①フォーマルな場で身につける場合は黒色のネクタイは絶対に避けること!
②動物柄のネクタイもNG!
これらの色や柄はそれぞれ喪服や殺生を連想させるため、
お祝いの場にはそぐわないといわれているんです><
蝶ネクタイ(ボウタイ)
蝶結びのネクタイ。
タキシードや燕尾服を着用した時にする、
フォーマルなアイテムとなっております*
お祝いの場で、
ウィングカラーシャツとよく合わせて使われているのが蝶ネクタイ⑅
先程お伝えしましたが、
背テープを通してから使用して、
着崩れないように気をつけてあげるのがポイントです◎
本来は夜中に着用されるアイテムなので、
昼間の使用は避けるかたも多くいらっしゃいます。
ただ最近はカジュアルな蝶ネクタイも多くありますので、
色や素材を選んでコーディネートするとgoodですね♡
蝶ネクタイを使用した際のVゾーンの余白が気になる方は、
ベストも合わせて着てみるのもとっても素敵♡
寂しくなってしまった胸元を埋めるだけでなく、
フォーマル度&おしゃれ度を、
引き上げることも出来る素敵アイテムです*
アスコットタイ
ウィングカラーシャツと合わせるネクタイには
「アスコットタイ」もおすすめ!
フロックコートやモーニングコートなど、
昼間のメンズ用正礼装に用いる幅広のネクタイであり、
結んだ形が蝉に似ていることから
蝉形ネクタイとも呼ばれています*
着用時にはスティックピン(長い針状のピン)を用います。
通常よりも幅の広い仕様となっていて、
結婚式や二次会パーティーの場で見かけることも多くあります*
もともとイギリスのアスコット競馬場で
モーニングコート・ウィングカラーシャツと合わせて
正装とされていた背景があり、
現在も昼間の礼装として使用されているタイになります◎
なお、アスコットタイを模した、
アスコットスカーフ(アスコットパフ)は
正式なフォーマルウェアではないので注意が必要ですね!!
タキシードに合わせるシャツの袖
袖口はどんな形?
袖口の仕様はダブルカフスとなっている場合が多いのが
フォーマルシャツの傾向となっています*
ダブルカフスとは、袖口が折り返されて二重になっている仕様。
ここにカフリンクス通すボタンホールがあり、
カフリンクスを貫通させて留めます。
カフリンクスをつかう
結婚式では、
カフリンクス(カフスボタン)を付けてオシャレに。
フォーマルでは必須のアイテム、
ビジネスでの身だしなみとして日常でも使用されることが多いのでは?
そんなカフリンクスは、
フォーマルで使用する場合、
好き勝手つけて良いわけではありません><
カフリンクスには使用ルールがあるのです!
午前や日中の正装、
モーニングコートの場合は白と決まっている
まず本当に正礼装と呼ばれる、
モーニングコートを着る場合、
白蝶貝のカフリンクスを身につける、というのが国際ルール。
白蝶貝はジャケットやシャツのボタンとしても知られていますが、
真珠の親貝と呼ばれる、二枚貝なんです◎
午前や日中の準礼装、
ディレクターズスーツの場合も、白
正礼装の1つ下の格である、
準礼装の中に、ディレクターズスーツスタイルというものがあります*
簡潔にまとめますとモーニング・コートが短くなり、
普通のスーツのジャケットのような丈に、
グレー・ストライプのコールパンツと
グレーのベストを合わせるコーディネート。
この場合も白蝶貝のカフリンクスを合わせています*
夕暮れからの正装、
燕尾服(テイルコート)の場合も白
そして夕暮れからの正装、
燕尾服の場合に合わせるカフリンクスは
こちらも白蝶貝と決まっているんです!!
燕尾服に合わせる小物としてはこの他、
白いボウタイなのですが、
パーティーのドレスコードに、
ホワイトタイと書かれていた場合、
この燕尾服の着用が必須です、という意味に。
タキシードには
黒オニキスのカフリンクス
ここまで白蝶貝がメインのフォーマル小物のイメージですが、
フォーマルで合わせるカフリンクスのもう一種類あり、
それが黒のオニキスとよばれるものです*
黒いオニキスとは鉱石のカフリンクスです。
タキシードには黒のオニキスを合わせるのが一般的になっております。
もともとはサファイヤやエメラルドだったこともあり、
宝石で合わせるのってとても素敵ですよね。
喪のシーンでは
モーニングコートも黒オニキス
また、モーニングコートを着る=白蝶貝と、
一概に決まっているわけではなく、
喪のシーンの場合には黒のオニキスのカフリンクスを合わせる方が良いとされています。
どちらかといえば、黒オニキスは日中には使用しません。
カフリンクスまとめ
昼間までの正装(モーニングコート)
準礼装(ディレクターズスーツ)は白、
夜からの正装、燕尾服の場合も白。
タキシードには黒のカフリンクスが良いとされています。
さらに知っておくと通な、すごいポイント
タキシードに合わせるシャツにはスタッズボタンを使う
タキシードに合わせるシャツには、
正式にはスタッド・ボタンというボタンをつけます。
スタッドボタンとはシャツの前立てにつけるボタンで、
第1~第3ボタンを隠しながら飾り付けることができるんです!
カフリンクスと同様に様々なデザインがありますが、
ネクタイとのバランスを考え、シンプルな白や黒がオススメです*
シャツは下着として考えられていたことから
「その下着のボタンを見せるなんて・・・」という考えで、
昔の貴族はボタンではなくて宝石を代用したんだそう!
イギリス国王、エドワード8世の奥様のシンプソン夫人が、
カルティエ・ロンドン店で、
宝石を使ってカフリンクスとスタッズボタンなど一式を揃えて、
旦那さまに送ったという記録もあるそうなんです!
さすがに現代では宝石をつける方は少なく、
オニキスという鉱石のスタッズボタンをつけることが多いとのこと。
タキシードにはプリーツありが正式
タキシードに合わせるシャツの胸には、
プリーツが入っているタイプが正式。
先程も申し上げた通り、シャツは下着。
昔も今もそれは変わりませんが、
昔は下着を見せることがエレガントではない!と考えられていたこともあり、
胸の見えてしまうところに別布をつけたということです*
下着は着る?
「ではタキシードのシャツの下に、
アンダーシャツは着るべきでしょうか?」というお話もよくききます。
これに関しては「着ない」のが正解です。
シャツ自体が下着なので、着ないんですって!
タキシードに合わせるシャツの色は白です。
これは、染まっていない色=白、
これ以上染まらない色=黒
フォーマルはこの究極の2色で成り立っていて、
色で、改まった気持ちを表しているともいえますね*
ただ、日本の場合は高温多湿ですから、
アンダーシャツがあった方が不快感が少ないともいえますし、
元々、シャツの下にはアンダーシャツや
ユニクロのエアリズムのようなものを着用される方も。
ウィングカラーシャツおすすめブランドショップ
ではウェディングカラーシャツの知識がついてきたところで、
ウィングカラーシャツの取り扱いのあるおすすめのお店をご紹介*
高品質でコスパの高い製品を提供しており、
店舗が多い、
または通販で便利に手に入れることができるショップ↓
SUIT SELECT
若者向けのスタイリッシュなデザインで人気を集める「SUIT SELECT」。
FABRIC TOKYO
ネットでオーダースーツ・シャツを1着から作れるビジネスウェアブランド「FABRIC TOKYO」。
Maker’s Shirt 鎌倉
上質な生地と丁寧な仕立てが特徴の人気ワイシャツブランド「Maker’s Shirt 鎌倉」。
次に少し高級志向で、
こだわりのオーダーメイドができるショップ↓
Phenixフェニックス
全行程を国内で行うMade in Japanの高級オーダーメイドシャツ『Phenix』。
MEGUROメグロ
オーダーメイドの醍醐味である、細部までこだわれるオーダーシャツ『MEGURO』
芦屋・WILDBOAR芦屋・ワイルドボア
オーダーハンドメイドの『芦屋シャツ』。
襟元の「張り」「コシ」に気品が漂うんだそう!
まとめ
普段は身につける場面が少ないウィングカラーシャツですが、
シーンが少ないからこそ、
しっかりと知識を身に着けて、
結婚式の場はもちろんですが、
今後のビジネスシーンでも取り入れていきたいですね。
本日お伝えしたポイントを守ることで、
ご自身の身だしなみを整えるだけではなく、
その場に花を添えることも出来ます!!
また最近はカジュアルな結婚式も流行っていおりますので、
絶対にこれ!というものはではありません。
こちらの内容を参考に、
おふたりらしいウェディングコーディネートを楽しんでみてくださいね。