和装人前式演出④盃の儀式*。
「盃の儀式」は、「夫婦の誓い」として行われる儀式です*。
「三々九度」、「三献の儀」ともいわれ、大きさが大中小、それぞれ現在・過去・未来を現す盃を用いて行われます◎
それぞれの盃には、具体的に以下のような想いが込められています。
小さい杯:過去を意味するもの。先祖に向けて、新郎新婦が巡り合ったことの感謝の意味が込められている。
中くらいの杯:現在を意味するもの。二人で末永く力を合わせて生きていくという意味が込められている。
大きい杯:未来を意味するもの。両家の安泰(あんたい)と子孫繁栄の意味が込められている。
盃の儀式のやり方は、以下の通りです♪
(1)斎主、または巫女さんがお銚子から神酒(みき)を3回に分けて一つの杯に注ぐ
(2)3回に分けて神酒を口にする
(3)1と2を順番通りに繰り返す
【飲む順番】
一の杯(小):新郎→新婦→新郎
二の杯(中):新婦→新郎→新婦
三の杯(大):新郎→新婦→新郎
盃の儀式は、割り切れない「奇数」の盃を使って行われることに意味があり、一口目は神へ、二口目は家族へ、三口目は参列ゲストへの感謝と誓いが込められているのだそう◎
また、3つの盃は他の意味を持つ場合もあり、大中小それぞれ「天」「地」「人」の意味を持つこともあるそうです*。
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