受付のマナーって?
会場到着は20~30分前がおすすめ。
また受付は開始時刻の、
15分ほど前に済ませておくと安心ですよ◎
受付はもちろん、荷物をクロークに預けたり、
女性は移動中に崩れてしまったお化粧や髪型を直したり、
ご家族や上司、友人などへの挨拶など…
結婚式が始まる前に済ましておくべきことは意外と多く、
バタバタしてしまいがち。
挙式と披露宴のどちらから参加するのか、
その結婚式自体の受付のタイミングによっても変わってきますが、
開始の20~30分前には到着して
余裕を持って行動するのがおすすめですよ。
ご祝儀の相場って?
結婚式にまつわる悩ましいことのひとつに
「ご祝儀」があげられますよね。
友人や同僚へのご祝儀の相場は3万円
少なすぎては失礼になるし、
多く包みすぎるとお返しなどの
気遣いもありかえって迷惑になる場合も。。
友人や同僚へのご祝儀は
3万円が相場と言われていますが、
自分の年齢や新郎新婦さまとの関係性で
金額は少し変わってくるんです◎
新郎新婦さまが親族の場合は5~10万円、
未成年の子どもを同伴する場合は
1万円を一緒に包むなど、金額は変わります。
いずれの場合も、4万円や9万円は
「死」や「苦」を連想させるということから、
絶対に避けるのがマナーです。
欠席する場合ってお祝いはどうするの?
■直前に欠席せざるを得なくなった場合
「出席」と返事をしていたのに欠席をする場合は、
結婚式当日に持参する予定だった
ご祝儀全額をお祝い金として渡します。
出席しないのだから、全額の必要はないのでは?
と思うかもしれませんが、
新郎新婦さまは「出席」の返事を確認した段階から、
料理や引き出物を発注しているんです。
欠席になってしまうのは仕方のないことですが、
先方の準備へお詫びと感謝をこめて、
ご祝儀全額を渡すのがマナーですよ。
■1か月以上前に欠席することになった場合
この場合は当日包む予定だった金額の
1/3から1/2程度のお祝い金、
あるいはお祝いの品を贈るのがベスト。
この時期であれば、
まだ料理や引き出物のキャンセルができる可能性が高く、
新郎新婦さまの準備の負担が少なくなるからです。
ただし、欠席とわかったら
できるかぎり早くに先方に
お祝いが届くように手配しておきましょう◎
服装マナーは徹底を!
■服装の基本マナー
▼女性編
結婚式や披露宴はフォーマルなお祝いの場。
そしてなにより主役は新郎新婦さまです。
自分の衣装を披露するパーティではないことは
心得ておきましょう。
ファッションのマナーとして、
昼間は光沢のない素材、
夜間は光沢のある素材がマナーといわれています。
フォーマルな場にふさわしい素材のドレスを着ることが重要。
【ふさわしくない服装】
・白い服装
・肌の露出の高い服装
・個性的すぎる奇抜な服装
・カジュアルすぎる服装
・殺生を連想させる毛皮や爬虫類系の皮製品などを身に着けること
・ドレスのデザイン上、肩が見えるならば、羽織り物は必需品。
・夜のパーティならばOKとされるキラキラなゴージャスドレスは、
昼間のゲストの服装としてはNG。
▼男性編
女性と同様に、男性ゲストも新郎新婦さまより
控えめな服装が求められます。
会場の格に合ったそれ相応の服装で出席することが必要です。
一般的には略礼服で出席する男性ゲストが多いようです。
お祝いのスピーチをおこなう場合は、準礼装が良いでしょう。
【ふさわしくない服装】
・新郎より目立つ派手なスーツやシャツ
・革ジャンや柄シャツなどの個性的なスタイル
・殺生を連想させる毛皮や爬虫類系の皮製品などを身に着けること
・スニーカーやジーンズなどのカジュアルスタイル
靴やバッグ、小物の基本マナー
■ふさわしくない小物
▼女性編
・オープントウ(足先が出る靴)
・ブーツスタイル
・爬虫類系のバッグや靴
・ファー(フェイク含む)
オープントゥは「妻が先に出る(つまさきが出る)」
ということでNGといわれていますが、
本来は露出がある靴がフォーマルではないことが理由なんです。
同じ理由で、かかとのないミュールやサンダルもNG。
また、露出ということでは、
素足でいることもマナー違反になるんです。
かならず肌色のストッキングを履きましょう。
爬虫類系の皮やファーについては、
殺生を連想させて不吉である
ということからふさわしくないと言われています。
なお、バッグと靴は、お揃いの素材、
お色で合わせるのが正式なマナーです。
最近はカジュアルな結婚式も増えたことから、
以前に比べてこれらの禁止事項を気にする人は少なくなり、
マナーは緩くなっていますが、
年長者が多く出席する可能性の高い
結婚式披露宴ではいずれも避けておきましょう。
▼男性編
・派手すぎる柄(個性的なもの、アニマル柄)
・ローファーやスニーカー
ネクタイの色は「白」や「シルバーグレー」
タキシードならば「黒の蝶タイ」が基本です。
ただ、近年はカジュアルな結婚式が増えているので、
カラーネクタイやストライプ・ドットなどの
柄物も問題ない場合は大丈夫なことが多いんです。
ただし、個性的すぎるものや
派手すぎるものは避けておきましょう。
挙式中のマナー
結婚式は、多くの女性にとって
一生の中で最も大きなイベントで、
挙式や披露宴で取り入れたい演出は
新郎新婦さまによって様々。
そのため、結婚式によっても流れは異なりますが、
挙式と披露宴の一般的な進行の流れをご紹介。
■挙式の流れ
挙式にはキリスト教式、神前式、
人前式と大きく分けると3つの種類があるんです。
今回はキリスト挙式の流れをご紹介しますが、
挙式スタイルによって流れが変わることは
念頭に置いておいてくださいね。
挙式は、披露宴がはじまる前に
親族と親しい友人・知人などで
行われるのが一般的です。
挙式への参列者が教会へ入場した後の流れはこちら。
①牧師により開式の辞宣言
②新郎入場
③新婦入場
④賛美歌斉唱
⑤牧師が聖書を朗読
⑥誓約
⑦指輪の交換
⑧結婚証明書への署名
⑨誓いのキス
⑩結婚成立宣言
⑪新郎新婦退場
⑫列席者退場
という流れで執り行われます。
挙式の後は、
教会の鐘が鳴る中、
フラワーシャワーなど、
アフターセレモニーが行われ、
新郎新婦を参列者全員で祝福します。
挙式にかかる時間は、おおよそ30分程です。
■披露宴の流れ
結婚披露宴は、挙式が終了した後に
時間を空けて執り行われます。
ゲストが会場に入場した後、
①新郎新婦入場
②開宴の挨拶
③新郎新婦紹介
④主賓挨拶
⑤乾杯
⑥ウエディングケーキ入刀
⑦歓談と食事開始
⑧ゲストのスピーチ
⑨新婦・新郎お色直しの退場
⑩新郎新婦再入場・キャンドルサービス
⑪ゲストによる余興
⑫祝電の紹介
⑬親への手紙・花束贈呈
⑭謝辞
⑮閉会の辞
⑯新郎新婦の退場
⑰ゲストの退場
⑱お見送り
という流れで基本的には執り行われます。
披露宴全体にかかる時間は、
おおよそ2時間半ほどが一般的です。
守るべきマナーの徹底を