披露宴での親の役割
続いて、披露宴での親の役割を時系列で見ていきたいと思います。
起立して挨拶(スピーチ)を聞く
披露宴が始まると主賓の挨拶や乾杯の挨拶などが行われます。
挨拶の際は、新郎新婦と一緒に立ち上がって聞きましょう。
相手が「どうぞおかけください」と促してくれる場合には座ってもかまいません。
スピーチの終了時には再度立ち上がって拍手をおくりましょう。
歓談中には挨拶回りをする
披露宴で歓談時間に入ったら、テーブルを回りゲストに挨拶をします。
挨拶回りは必ずしなくてはいけないというわけではなく、
地域の慣習や家庭の考え方による場合もあります。
事前に両家で打ち合わせをして考え方を統一しておくと良いでしょう。
一般的に主賓の祝辞やスピーチが終わったら歓談という流れが多いですが、
プログラムによって異なるため会場スタッフに
タイミングを教えてもらうようにお願いするとスムーズです。
料理のサービスを妨げないよう、自分側のゲスト→相手側のゲスト→
自分側の親族→相手側の親族の順に周り、
出席いただいたことへのお礼と新郎新婦が
お世話になっている方に日頃の感謝を述べます。
時間が限られているので、一箇所に長くとどまらないよう注意しましょう。
またゲストからお酒を勧められた場合は断らず、
口を付けるだけでもいいのでいただくようにするのがマナーです。
スピーチや余興中
スピーチや演出が始まったら、挨拶回りを一度中断して自席に戻りましょう。
自席に戻ったら、余興やスピーチをしてくれているゲストの方に
体を向けて聞くのがマナーになります。
お色直しの中座
お色直しで新郎新婦が退場するときに、エスコート役を務めることもあります。
当日にサプライズ指名されることもあるので、式場スタッフの誘導で、
新郎新婦の待つ高砂席へ向かいましょう。
新郎新婦の中座中は、さきほど回り切れなかったゲストテーブルへ、
挨拶回りを再開します。
花束贈呈と両家代表スピーチ
披露宴の終盤には、新郎新婦から両親へ花束贈呈や、
感謝の手紙の朗読、その後両家代表スピーチと続きます。
結婚式のクライマックスとして、もっとも盛り上がる演出のひとつです。
新郎が謝辞を読むことも多くなっていますが、新郎父が述べるのが一般的です。
ゲストに向けて、出席の御礼や、これまでの新郎新婦への支援の御礼を伝えるほか、
新郎新婦へのエールの気持ちを2分以内でまとめるとスマートです。
最後にはゲストに向けての挨拶を忘れず、きっちりと締めくくりましょう。
感動で思わず涙が出てしまうかもしれませんが、
スピーチは滑舌よくはっきりと話しましょう◎
メモを見ながら話しても問題ありません。
両家代表の挨拶が終わったら、新郎新婦と両家の親全員で礼をします。
2024年最新版◎例文付き【結婚式 挨拶】新郎の父による両家代表挨拶『謝辞』の構成やルール、マナーについてご紹介します!
送賓(ゲストのお見送り)
両家の両親は、ゲストより早く退場し、新郎新婦とともにゲストを見送ります。
相手の目をみて、ゲスト一人ひとりへお礼と感謝の気持ちをしっかり伝えましょう。
披露宴終了後の親の役割