結婚式の中でもおさえておきたい5つのポイント
結婚式には長崎の中でもさまざまな地域の風習が反映されます。
長崎市内や佐世保市、島原市、壱岐市といろいろな地域でしきたりが違うためです。
今回は大まかに5つについて紹介していきます。
・招待客
・料理
・余興
・引き出物
・2次会以降について
しきたりというよりも、特徴といったほうが分かりやすいかもしれません。
それぞれ「こんな特徴があるんだな」と意識をしていただき結婚式について計画していただければ、実家のご家族からの意見も聞きやすいと思います。
招待客は人数が多いってホント!?
結婚式当日のこともお伝えしますが、一つ紹介しておきたいのは招待客の人数についてです。
長崎の結婚式は東京などの都会に比べて招待客の人数がとても多くなります。
最初にご紹介しましたが、横のつながりが広く強いためですね。
会社でお世話になっている人たちはもちろんですが、友人、親戚とさまざまな人を披露宴に呼ぶことになります。
特に驚かれるのは少し遠い親戚まで呼ぶところです。
「ご縁があるから、お世話になったことがあるから」という理由で結婚式に呼ぶこともよくあります。
そうこうしていると人数が多くなってしまい、私のときは新郎新婦あわせて200人弱ほどで披露宴を行いました。
結婚式当日の流れで気を付けておきたいポイント3つ
特におさえておいてほしい3つのポイントは結婚式当日にあります。
・料理
・余興
・引き出物
上記3つに対してはご家族からもいろんなアドバイスが入るはずです。
地元愛にあふれ相手のことを考えてのプランであれば、強く意見されることは少ないですがご両親や祖父母のかたから細かい要望があるかもしれません。
頭ごなしに拒否をするのではなく、どうしてそのプランを提案されるのか理由を聞いてみてください。
そのうえで自分たちが考える結婚式にあうかどうかを検討していきましょう。
料理
長崎の結婚式のお料理はさまざまなスタイルがあります。
フレンチのようなコース料理や懐石料理はもちろん最初に紹介した卓袱料理です。
最近では卓袱料理を採用するカップルは少なくなっているそうですが、料理のメニューには長崎独特のルールを残す人もいます。
長崎独特のルールで代表的なものは「お鰭(おひれ)」と呼ばれるお吸い物です。
おひれは結婚式の一番最初に鯛を使ったお吸い物をいただく風習のことをいいます。
「鯛を使っておもてなしをいたします」という意味がこめられています。
ちなみに「一番最初」というのは、あいさつや乾杯の前にお吸い物が出されるようになっているので他県からお越しになられる方は驚かれることが多いです。
司会のかたに説明をいれてもらうと良いかもしれません。
また長崎では漁業が盛んなため紅白の刺身盛り合わせを出すのが当然という考えを持ったかたもいます。
私はホテルのプランナーさんに相談して紅白ではなく旬の魚をつかった刺身に変更していただきました。
卓袱料理では角煮と角煮まん用の「皮」がでてくることもあります。
しかし自分で挟むイメージがない人も多いため、もともと角煮まんにしていただいて提供することも検討してみてください。
余興
長崎は余興の数も多く、内容もかなり派手になります。
実際に目にしたことがあるのはペーロン大会の模擬練習や新婦が参加している地域の郷土芸能などスペースが必要なことが多いです。
かくいう私は吹奏楽部に所属しマーチングをしていたため、マーチングバンドに出張演奏を依頼しました。
余興にも広いスペースが必要なことも多く、会場の音響設備やスクリーンを利用することがあるため余興の担当の人とは綿密に打ち合わせが必要です。
どの程度の場所が必要なのか、利用予定の音響設備が利用できるDVD規格なのかなど確認しておきましょう。
できることなら本番の前に実際の会場を利用してリハーサルを行わせてもらえると安心ですね。
引き出物
引き出物は料理にくらべると、自由はありますがやはりカステラや砂糖を多くつかった甘いものを送ることが多いように思います。
長崎は醤油も甘めですし、卵焼きや料理についても砂糖をいれることが多いです。
カステラはもちろんざぼん漬けといって、ざぼんを砂糖でまぶしたお菓子もあります。
カステラも最近では代表的なカステラ会社の文明堂が焼印をいれてくれるサービスもはじまりました。
福砂屋ではフクサヤキューブという名前で小さな小箱にはいったプチギフトに使えるカステラもあります。
他県からの招待客が多い場合はカステラも引き出物に入れると良いかもしれません。
結婚式のあとの2次会にも注意して!
結婚式のあとにあるのは2次会ですが、長崎では親族も2次会を開くことがあります。
新郎や新婦の実家に集まり飲み食いをすることがあるのです。
段取りなどは実家のご家族にお任せすれば大丈夫ですが、費用については1度聞いていた方が良いかもしれません。
また新郎新婦が参加する2次会についてはホテルで開くということが多い印象があります。
長崎で2次会、3次会に使えるようなお店が式場と離れた場所にしかないためです。
特に長崎市街では浜の町と呼ばれる歓楽街周辺に会場にできそうなお見せが集まっています。
しかし結婚式場は山のうえだったり、電車で移動することも多いた出席したあとの荷物をもっての大移動を考慮するとホテルで2次会を行う人も多いのです。
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