熱中症になってしまった時の対処法
では、その場ですぐにできる対処法をご紹介します。
できるだけすみやかに対処しましょう。
医療機関を受診しない程度であっても悪化する恐れがあるので、応急処置をすることは必須です!
また、医療機関を受診する際でも、重症化を防ぐために、同じ応急処置をして、救急車を待ちましょう!
涼しいところへ移動
まずは、冷房の効いた室内や風通しの良い木陰など涼しい場所に移動しましょう!
体を冷やす
服を脱いだり、身体を締め付けているベルトや下着をゆるめましょう。
こうすることで熱が放散します。
氷や濡れタオルがある場合は、身体の太い血管(首や脇の下など)のある場所を冷やすとよりいいです◎
こうすることで効率良く体温が下がります。
また、「手のひら冷却」と呼ばれる身体を冷やす方法もあります。
これは、10~15℃の冷たい水を張り、5~10分間両手をつけるというもの。
の場合の水の温度は冷たすぎないことが大切で、水が冷たすぎると血管収縮により血流が悪くなり、かえって適切な効果が得られなくなってしまいます。
熱中症リスクが高まる夏場の屋外での運動前に手を水に浸けたり、
運動の合間にペットボトルなどで手やほほを冷やすと体温上昇を抑えることもできるのでおすすめです!
また、「手のひら冷却」は、疲労を抑え、パフォーマンスを高めることもできます。
自律神経の働きも改善されるため、イライラしたときに心を鎮めたり、就寝前に行えば蒸し暑い夜に眠りの質を高めるのにも役立つと考えられています!
実践してみたいですね◎
この時、扇風機やうちわなどで風を当てると、皮膚の水分の蒸発を促すため、効果的に体温を下げることができます!
水分の補給
発汗していると身体からナトリウムが失われている状態です。
そのため、ナトリウムを多く含むスポーツドリンクや、経口補水液をとるのがおすすめです。
ナトリウムを100mlあたり40~80mg含んでいる飲料水が理想です!
すぐに手に入らないときは水に塩を溶かしてつくる食塩水(濃度の目安は0.1~0.2%)でも大丈夫です◎
冷たい飲み物は胃の表面から身体にこもった熱を奪うので、できるだけ冷たいものを用意するのがポイント!
注意したいのは、熱中症の段階が、中等度や重症などの状態で、自分で飲むことができないときに、無理に飲ませようとすると、誤嚥(ごえん)を起こしてしまう危険性がありますので、その場合は、病院での点滴が必要となります。
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