皆さんこんにちは。結婚式準備、皆さんは親御様とのコミュニケーションをどのようにとりながら進めていますか?今回は福岡で長くウエディングプランナーを経験した筆者が、福岡ならではの結婚式準備についてお話しします♪
福岡でプランナーをしていて強く感じたこと、それは「両家の両親の意向を尊重する傾向がとても強い」ということ。結婚式は結婚するおふたりが自由に内容を決めるものだと言うイメージがある人はきっと多いと思います。ですが、もし結婚相手が福岡人であれば、ちょっとばかり注意が必要かもしれません。
式場探しにおいて気をつけたいポイント
まず、結婚式をどの式場で挙げるかという事ですが、この時点でも親御様の意向はきちんと確認しておくべきです。それでは具体的にどのような点に注意して式場を決めればよいのでしょうか。
ポイント①アクセスの良さ
親御様の中には、式場までのアクセスをとても重要視される方が多いです。福岡と言っても広いです。特に遠方から来る親族ゲストが多い場合には、そのアクセスが良いか悪いかは重要なポイントとなります。
「遠方からの親族のことを考えたら、なるべく歩かなくても良いアクセスの良い式場にすべき!」と親御様が考える場合、おふたりの希望する式場はアクセス面によっては親御様に反対されてしまう可能性もあります。
それほどまでに親御様が式場のアクセス面を重視されることがあると覚えておくと良いでしょう。
ポイント②挙式のスタイル
福岡の結婚式の特徴として、比較的「親御様の希望で神前式スタイルを選ぶ」と言う事例が多い点が挙げられます。神社やお寺での結婚式はチャペルでのキリスト教式とはまた違った独特な魅力があります。どちらを選んでも、きっと素晴らしい結婚式になるでしょう。
挙式のスタイルを決定する際には、両家の親御様がどのような挙式をイメージされているのか、事前に確認しておくと良いでしょう。
ポイント③式場の外観・内観の雰囲気
福岡にはたくさんの素敵な結婚式場があります。海の見える式場、緑の美しい式場、街の真ん中にあるモダンな式場など決めるのも大変なほどです。
ところが、気をつけなければならないのが「式場の雰囲気についても親御様の強い意向があるケース」です。例えば、近頃割と人気の高い「高砂(新郎新婦の席)がゲストと同じ高さにあるフラットな会場」なども気をつけておきたいところ。
福岡では、親御様世代が「高砂は一段高い場所にあって然り」と考えているケースも多く、ギリギリになって急遽披露宴会場に特設のステージを設置することも珍しくありません。
割とオールドファッションのスタイルに強いこだわりを持つ親御様が多いのは、福岡の県民性なのかもしれませんね。
打ち合わせでよくある「後になって親御様から反対される」こととは
福岡の結婚式では、打ち合わせ時にご両親が同席するケースも珍しくありません。現に私もプランナー時代には、何度も新郎新婦と、それぞれの親御様で計6名での打ち合わせを経験しました。
親御様が同席しないケースであっても、親御様が結婚式に関して意見しないとは限りません。ここで、よくある「親御様から反対されること」についてお話ししておきましょう。
その①料理のランクについて
親御様の意見がかなり影響する点として、「披露宴時のお料理ランク」が挙げられます。例えば新郎新婦のおふたりは、「料理はこのランクでいいかな」と決定した場合にも、後になって親御様に反対されてしまい、料理ランクをより高いものにするというケースは割とよくあります。
福岡の結婚式では、特にお料理にこだわりたいと強い思いを持つ親御様が多いのが特徴です。多少予算がオーバーしても構わない、とにかくゲストにご馳走を振る舞いたい!と親御様が考えているのに関わらず、新郎新婦のおふたりが予算を気にして料理ランクを下げてしまい問題になってしまう、ということは実はとっても多いのです。
その②引出物の点数について
引出物は昔ながらの伝統を重んじるなら、「点数は3点」と決められています。それは、引出物の点数が偶数であれば「割り切れてしまう」ため縁起が良くないとされているからです。
地域によっては気にされないことも多いのですが、福岡では比較的「奇数にする」ことにこだわりが強い親御様たちが多い印象。おふたりが良かれと思って引出物を二品選んだとしても、親御様が後になって「二品なんてだめよ!」とおっしゃる可能性は大いにあります。この点も事前に確認しておくと安心ですね!
その③新郎新婦の衣装
結婚式には洋装つまりウェディングドレスにタキシード、もしくは和装のスタイルがあります。新郎新婦は結婚式の衣装を洋装のみしか考えていない場合も、親御様は「和装もあって当然でしょ!」と考えていることもあり得ます。
特に白無垢に紋付姿の純日本風の衣装は、結婚式に不可欠と思われていることが割と多いのが特徴です。
福岡では「神前式」にこだわる親御様が多いのと関連して、白無垢と紋付姿の結婚式衣装は、結婚式の定番と考える親御様が多いのが特徴です。
結婚式を企画する際に気をつけたい5つのこと
さて、最後に結婚式を挙げる際に、あらかじめ気をつけておきたい点についてまとめておきたいと思います。親御様との行き違いがないよう、事前に確認しておきたいのは次の5点です。
①日程(お日柄・時期)
いつ結婚式を挙げるのかはとても重要なポイントです。大安や仏滅などのお日柄について親御様がどう考えているのか、その意向についても確認しておきましょう。
②挙式のスタイル(神前式・キリスト教式)
神社やお寺での神前式とチャペルや教会でのキリスト教式では、全く異なる結婚式になるため、挙式スタイルをどう選ぶかも非常に大切です。
親御様が挙式のスタイルについて具体的なイメージを抱いていることも少なくありません。おふたりが希望する結婚式のスタイルをまず話し合い、「挙式はキリスト教式で考えてるんだけど問題ないですか?」など両家の親御様にきちんと確認をとってから決定しましょう。
③選ぶ式場
結婚式は選ぶ式場によって、その全てが変わると言っても過言ではありません。おふたりがこだわって選ぶ会場を親御様にもしっかりと気に入ってもらえると良いですよね。
式場を選ぶ際には、後から親御様に反対されることがないよう、親御様に式場見学の進捗をきちんと報告しながら進めていけるといいでしょう。
式場のアクセス面や、見た目の雰囲気など、親御様が特別な要望を持っている場合も多いです。その意向に関しても早めの段階で把握しておくのがベストですね。
④食事に関するリクエスト
披露宴の際に振る舞うお食事もまた、親御様がこだわるポイントです。食事のランクを変更すれば、それにより結婚式の総額に大きく影響するため、費用を気にする新郎新婦は食事のランクを下げることも多いです。しかし、これにより親御様からの反対を受けることも少なくありません。
食事のランクを決める際には、「このコースにしようと思うんだけど」と、おふたりの検討するコースで決定しても良いか、親御様にお伺いを立てておくのが無難です。
⑤引出物の点数
先ほどもお話ししたように、引出物の点数にこだわる親御様は割とたくさんいます。引出物を何点にするかに関しても、両家の親御様がどう考えているかを聞いておくようにしましょう。
まとめ
福岡の結婚式では、親御様の意見を尊重する傾向がとても強いため、結婚式の準備中は親御様と密にコミュニケーションをとるように心がけるといいでしょう。
結婚式はおふたりだけのものではありません。両家の家族が満足できる、皆がハッピーになる結婚式にしましょうね♪
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