近年ますます注目を集めている御朱印集め。御朱印は参拝の証であると同時に、それぞれの社寺の歴史や個性が映し出された美しい作品でもあります。シンプルで端正なものから、季節の彩りやイラストが添えられた華やかなものまで、見比べる楽しさも魅力のひとつです。
今回は、長崎県で訪れてみたい御朱印スポットをご紹介します。未来への願いを込めながら巡ることで、心を落ち着ける時間や新しい一歩を踏み出すきっかけにもなるので、自分だけの特別な御朱印旅をぜひ楽しんでみてくださいね。
長崎 御朱印|鎮西大社 諏訪神社(長崎市)
長崎市に鎮座する鎮西大社 諏訪神社は寛永2年(1625年)に創建された、約400年の歴史のある長崎県の中で文化や信仰、祭りの中心地であり続けている神社です。長崎の街と共に歩み続けてきた存在であり、地元の人々にとっては心のよりどころといえる場所でありながら、境内は荘厳な雰囲気を持ちつつも市街地に近く、観光客からも参拝しやすいスポットとして人気があります。
毎年10月7〜9日に行われる「長崎くんち」は、諏訪神社の秋季大祭として有名で長崎市民の熱気が街中に広がります。長崎くんちは昭和54年2月3日に国の重要無形民俗文化財に指定されていて、荘厳な御神幸と国際色豊かな奉納踊により日本三大祭と称されています。御神幸行列の荘厳さや、国際色豊かな奉納踊の迫力は圧巻で、一度見たら忘れられない魅力があるでしょう。
御朱印も人気のひとつで、格式あるフォーマルなデザインの御朱印帳が手に入るほか、秋のくんちに合わせて用意される「くんち限定御朱印」も話題です。限定御朱印は毎年絵柄が変わるため、コレクションする楽しみもあり、御朱印ファンにとっては見逃せないポイントです。地域の伝統と神社の由緒を感じながら手に取れる特別な一冊となっています。
住所:長崎県長崎市上西山町18番15号
受付時間:9:00~16:00
電話番号:095-824-0445
公式HP
長崎 御朱印|東明山 興福寺(長崎市)
東明山興福寺は元和6年(1620年)創建の日本最古の黄檗宗寺院です。
山門が朱塗りであるため「あか寺」とも呼ばれていて、福済寺・崇福寺と共に長崎唐三ヶ寺に数えられています。黄檗宗祖隠元禅師ゆかりの地であり、隠元禅師が伝えたインゲン豆・西瓜・蓮根・明朝体文字・ダイニングテーブル発祥の寺としても知られています。
また、興福寺の本堂にあたる大雄宝殿は1883年(明治16年)に再建され、国の重要文化財に指定されている他、県有形文化財や市有形文化財の建造物も多いです。
興福寺では御朱印・詠歌の授与をしています。長崎ランタンフェスティバルなど祭事期間には、特別な限定御朱印が授与されることもあり、コレクターの間でも人気を集めています。
住所:長崎県長崎市寺町4-32
受付時間:9:00〜17:00
電話番号:095-822-1076
公式HP
長崎 御朱印|諫早神社(長崎市)
諫早神社は奈良時代・神亀5年(728年)に、聖武天皇の勅願を受けた行基菩薩が当地に赴き、石祠を建立したことに始まります。地元の人々からは「お四面さん」と呼ばれて親しまれている氏神様です。
ご祭神は、天照大御神・大己貴命・少彦名命の三柱と、九州総守護の神々の四柱、そして祭配の神々として六柱の、ご祭神をお祀りしています。
基本の御朱印として「諫早神社」と「疫病退散」の2種類が授与されます。その他にも季節限定や行事限定のカラフルな御朱印もあり、時期によって変化を楽しめるのが特徴です。
期間限定ですが、オンライン授与所からの申込みで受けていることもあります。
住所:長崎県諫早市宇都町1-12
受付時間:9:00〜17:00
電話番号:0957-22-2073
公式HP
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