妊婦さんが量を制限したい食材
妊婦さんNGの食材を学んだところで、次は妊婦さんが食べるのを控えた方が良い食材や量を制限した方が良い食材についてもご紹介します*
今からご紹介する食材については、「絶対にNG」ではないので、量を守って正しく栄養摂取に繋げていただければと思います!
1:水銀を多く含む魚類
・まぐろ類(インドマグロ・本マグロ、メバチマグロ)
・かじき類(メカジキ、マカジキ)
魚は良質なたんぱく質源であるため、妊娠中に積極的に食べたい食材のひとつです。しかし、なかには体のなかに水銀を貯めやすい魚類もおり、一度に大量に食べるとお腹の中の赤ちゃんに影響を与えてしまう可能性もあります。
このようなことを防ぐために、1週間に1回、1切(80g程度)を目安に食事に取り入れることをおすすめします。また、鮭や鯵、サバなど、水銀を含まない魚類を積極的に食べるのも良いですね◎
2:ビタミンAを多く含む食べ物
・ほたるいか
・うなぎ
・のり
ビタミンAは、赤ちゃんの成長に欠かせない栄養素でありながら、妊娠中(特に妊娠三か月以内)に過剰摂取してしまうと、先天奇形のリスクが高まるということが報告されています。
上記食材の中でも特にレバーやうなぎはビタミンAを多く含む食材なので、食べすぎにはご注意くださいね!どうしても食べたい場合は、レバーは一串程度、うなぎであれば蒲焼一人前程度を1週間に1回程度の頻度で食べましょう。この時期は、サプリメントなどによるビタミンAの過剰摂取にもご注意を*
3:辛い食材
・タバスコ
・スパイス
ホルモンバランスが大きく変化する妊娠中は、身体がデリケートになってしまう方も多くいらっしゃいます。なかでも、食欲不振や胸やけ、下痢・便秘など胃腸に関するトラブルは付き物*悪化すると食事がまともに取れなくなってしまう可能性も考えられますので、これら症状には気を付けましょう。
こういったトラブルを避けるためにも、辛い物は避けた方がGOOD!キムチやタバスコ、スパイスなど、胃に負担が掛かるものは極力食べる機会を減らし、どうしても食べたい時は自身の「体調が良い日」に食べるよう心掛けてくださいね!
4:加工肉・インスタント食品
・ソーセージ
・カップラーメン
塩分が多く含まれている加工肉やインスタント食品は食べすぎると高血圧症の原因になります。もちろん他の食材との兼ね合いにもよりますが、週3回以上、これら食材を摂取するのは塩分の取り過ぎです◎
もし妊娠中に重篤な高血圧症になってしまうと、ママ自身の血液の巡りが悪くなった結果、赤ちゃんに充分な栄養や酸素が行き渡らず、胎児発育不全を起こすリスクが高まります。こうなると普通の赤ちゃんよりも体重が少ない赤ちゃん(低出生体重児)が生まれる場合もありますので、注意が必要です。
5:海藻
・わかめ
・ひじき
・ところてん
ヨウ素やヒ素を含む食材である海藻類も取りすぎには気を付けましょう。特に昆布はヨウ素が多く含まれており、過剰摂取を続けると赤ちゃんの甲状腺機能低下に繋がります*
諸外国に比べ、元々海藻類の摂取頻度が高い日本人は、妊娠中にあえて海藻類を摂取しようと意識する必要はありません!むしろ毎日摂取することが過剰摂取に繋がりますので、気を付けましょう!
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