妊娠中に注意することは?
妊娠中は血糖の厳重な管理が最も大切になります。目安としては食前100mg/dl未満、食後二時間120ml/dl未満を目標に管理すると良いでしょう*妊娠中は運動療法をメインにした生活改善が難しくありますので、まずは食事療法を行います◎
先述した通り、食事療法では母体・胎児共に健康に妊娠を継続でき、食後の高血糖を起こさず、さらに空腹時のケトン体産生を亢進させないように配慮する必要が出てきます。
1日3食、規則正しく適正量を食べても食後の血糖値が高い場合は、1日の食事を6回にわけて食べる分食を取り入れるのもおすすめですよ*
食事療法のポイント!
もしご自身が妊娠糖尿病を発症してしまった際には、どんな食生活を送ればいいのでしょうか?胎児の発育を考えると、節制するがあまりきちんと栄養が取れなくなってしまうのは避けたいとことです*
一般的に妊娠糖尿病を発症した場合、一日の摂取カロリーの内、炭水化物が50~60%、たんぱく質が20%以下、脂質を20~30%の割合になるような食生活が理想だと言われています!一日三回の食事を基本に、主食、主菜、副菜と万遍なくいろいろな食材を食べるよう心掛けてくださいね!
また、一日の中で果物や牛乳・乳製品、油を取り入れると自然と栄養バランスが取りやすくなります。今は糖質を抑えつつも美味しくいただけるお料理のレシピなどもありますので、こちらを参考にするのもおすすめですよ*
妊娠糖尿病を発症したら産後も注意が必要に!