「家族書」の包み方
「家族書」は、正式な奉書紙か和紙、便せん、コピー用紙で作成します。
どれを使用しても問題ありませんが、奉書紙か和紙、便せんであれば
少なくとも不快感を与える心配がありません。
奉書紙に書く場合は横長に二つ折りして、
折り目の部分を下にしてから左右に三つ折りにしましょう。
表紙は和紙が基本です。
奉書紙で書いた場合は、和紙に挟んで包みます。
家族の続柄や名前を書いている部分に「家族」「親族」と書いているので、
包んだ和紙の表には「上」とだけ書きます。
「上」は奉るという意味です。
家族書や親族書は贈り物ではないので、基本的に水引きはしません。
また、家族書や親族書は本来、別々に包みます。
和紙、便せん、コピー用紙は、文頭が上になるように三つ折りし、封筒に表書きをします。
使用する紙は両家で統一した方がスマートです。
便箋やコピー用紙で作成した場合は、縦長の用紙を横に三分割して、
右上の書き始めが上になるように、横に3つに折りたたみます。
それを封筒に入れて表書きにします。
「家族書」の渡し方
男性側が結納の際に用意する目録と一緒に渡します。
結納の席では、「白木台」と呼ばれる浅いお盆のようなものに
結納品を入れるのが習わしです。
女性側は結納の際に用意する受書を乗せる片木(へぎ)に入れてください。
その一番下に「親族書」、「家族書」の順に重ねて入れ、
結納の目録や受書などはその上にくるようにして手渡すのがマナーです。
結納を行わない場合も、片木(へぎ)に乗せることをおすすめします。
縮緬や白山紬の風呂敷で包んで持参しましょう。
ただし、両家で揃えることが好ましいので、
渡し方について相談してください。
「家族書」を渡すタイミング
結納品の交換を省略する場合、
特に決まったタイミングはありませんので、
挨拶のあと、手土産などをお渡しする際に渡しましょう。
結納品の交換を省略した場合には、あいさつの後や手土産を渡した後など、
タイミングのいいときに渡すようにします。
結納を行わない場合は、結婚が決まった後の両家の顔合わせの食事会の際に
交換することがあります。
両家顔合わせのみなら、席について家族を
紹介し終わってから渡すのがタイミングです。
「家族書」を作成するにあたり事前確認しておくこと