書き出し
一般的な手紙でいえば、季節のあいさつや近況を尋ねる
「前文」に当たる部分です。
書き出しでは手紙を書き始める“今この瞬間”に感じた気持ち、
たとえば、ご両親への感謝や自分の心境、
なぜ手紙を書こうと思ったのかその理由を書きます。
感じたまま素直な言葉で伝えると、
花嫁の気持ちにゲストをぐっと引き込むことができます。
親への感謝の想いや、これまでの自分を反省する気持ちなど、
この後のエピソードにつながる言葉を選びましょう。
また家族への呼びかけは、いつも家族へ話しているような言葉で
伝えた方が気持ちが伝わりますので、
話しかけるような気持ちで、手紙を書いてみてくださいね。
また「感謝の言葉を手紙にしました」や、
「いま私はこんな気持ちでいます」など、
次のエピソードに入りやすい言葉を添えるといいですよ!
書き出しの例文
「お父さんお母さん。〇年間大切に育ててくれてありがとうございます。
今日この日を迎えることができたのもふたりのおかげです。」
「お父さんお母さん、改めてたくさんの愛情を感じている今、
思い返すと胸がいっぱいでうまく言葉では伝えられそうにないですが、
日頃言えない感謝の気持ちを伝えさせてください。」
「お父さん、お母さんへ。
今まで〇年間、本当にお世話になりました。
お嫁にいく嬉しさと、ほんの少し寂しい気持ちで胸がいっぱいです。」
「お父さん、お母さんのおかげで、やっとこの日を迎えることができました。
これまでのことを振り返ると、数え切れないほど、たくさんの思い出があります。」
親とのエピソード
こちらはテンプレートにはない、
ひとりひとりが持つエピソードになります。
まずは「親へ一番伝えたい言葉」につながる、
具体的なエピソードを入れます。
たとえば伝えたい言葉が「愛情を注いでくれたことへの感謝」であれば、
愛情を感じるエピソードをいれましょう。
「ごめんなさいの気持ち」であれば、
謝りたいと感じるきっかけとなったエピソードを入れます。
照れくさくてなかなか伝えるのが難しい場合でも、
エピソードを絡めることで素直な言葉が出てくることもあります。
まずは親に一番伝えたいのがどんな思いなのかを、
じっくり整理してみるのが良いでしょう◎
思い出がたくさんあり過ぎるという人は、
親の人柄がよく分かる話を選びましょう。
両親に宛てて書く場合は、父親と母親へのメッセージを
平等に盛り込むと良いでしょう。
家族との思い出がなかなかパッと出てこないという人は、
幼少期から学生時代、現在までを時系列に振り返り、
シチュエーションを思い浮かべることで、
懐かしいシーンがよみがえることがあります。
未来への決意