花嫁修業その③お洗濯
ほとんどの衣類は洗濯機に入れるだけで済みますが、
全ての洗濯物をクリーニングに出す訳にはいきません。
中には手洗いしか対応していない生地の服も。
お気に入りの服なのに一度の洗濯でダメになってしまった……。
という悲しい事態になることも。
洗濯は洗濯機に入れてスイッチ押すだけでOK!と思ってしまうかも知れません。
しかし、実は洗濯にもいろいろなやり方があって、洗濯機では洗えない物もあります。
材質や生地、汚れの質によっても洗い方や使う洗剤は変わってきます。
何をどう洗うのか、それを知っておくだけでも、
いざと言う時かなり役に立つんですよ!
また、洗濯タグを見たら洗い方がすぐ分かるようにしておくのも大切です*
洗濯の流れ
①洗濯の下準備
洗濯機にかける衣類を選び、一度に洗う衣類を分類します。
②洗濯機のコースを選ぶ
洗濯物を洗濯機に入れたら、電源をいれてコースを選択します。
基本は「標準」で、場合にあわせて他のコースを選びましょう!
③洗剤をいれる
洗濯機が必要な洗剤の量をランプで教えてくれるので、
それに従って洗剤を入れましょう。
④洗濯物を干す
洗濯機から洗濯物をとりだし、洋服に合わせた方法で干して乾かせば完了。
洗濯物をなんとなく洗濯機に放り込みがちですが、
衣類を長持ちさせるのにもっとも重要なのが下準備です。
下準備をしておくことで、
洗濯機に任せただけでは落とせない汚れが落とせて、
洋服の傷みも少なくすむので知っておいて損はないです◎
洗濯物を色で分ける
準備でまず気をつけることは、服を種類ごとに分けること。
これだけで洋服の縮みや色移りを防げます!
分け方はシンプルで、「濃い色のものかどうか」だけ、
濃色の服は洗濯で色移りが起きやすく、
白物などはくすんでしまうことがあるので注意しましょう。
ポケットやボタンをチェックする
少しめんどくさいですが、しっかり確認しましょう。
ポケットに入ったティッシュやペンなどを見つけられます。
ティッシュを一緒に洗濯してしまったら、
毎回ポケットを確認するよりも更に面倒なことになってしまいます…
そして、「ボタン・ファスナー・ホックを締める」
「表面の傷みを防ぎたい服は裏返す」なども洋服の劣化が防ぎます◎
洗濯ネットも駆使すると服同士が絡まってこすれるのを防げますよ!
晴れた日に洗濯物を外干し
当たり前のことですが洗濯が終わったら、
最後は干して乾燥させます。
ここでのポイントは、「できるだけ時間をかけずに乾燥させること」です。
湿っている状態が長いほど、菌が繁殖して生乾きのイヤな臭いができやすくなります。
なので基本的には洗濯が終わったらすぐに取り出し、
風通しのいい場所に干すを意識してやってみてくださいね。
洗濯コースの選び方は?
基本的には「標準コース」を選べば大丈夫ですが、
最近の洗濯機にはいろんなコースがついています。
洗濯物に合わせて使い分けることで、
傷みにくくなったり、汚れが落ちやすかったりします◎
標準コース
何も選択せずにスタートボタンを押すと始まるのが標準コース。
かかる時間と汚れ落ちのバランスがいいので、普段着の洗濯にぴったりです
念入り(つけおき)コース
ひどい汚れの洗濯物も、スッキリきれいにできるのが念入りコース。
洗濯機によっては2回洗いをして汚れを取るので、
1回の洗濯では落とせない汚れにも対応できます。
ドライ(手洗い)コース
デリケートな素材のおしゃれ着におすすめのコース。
洗うときの水流がやさしく、脱水時間も短いので洋服を傷めません。
スピードコース
スピードコースは時間がないときにおすすめです。
軽い汚れならこれだけでも十分にキレイにできますよ。
普段の半分ほどの時間ですむのがうれしいですね。
洗濯上手に近づくためのプラスアルファのコツ
ひどい汚れは下洗いを
ひどく汚れた服は洗濯機で普通に洗うだけでは汚れが落ちきらない場合も。
他の洗濯物に汚れうつりすることがあるので、
事前に下洗いして大まかな汚れを落とすのがおすすめです。
下洗いは「洗剤液に30分ほどつけおきする」か
「石鹸などでこすり洗いする」の2通りのやり方があります。
やりやすい方を選んでやってみてくださいね。
洗剤は入れすぎない
洗剤を多くいれると洗浄力が高まるように思えますが、実は逆効果。
洗剤がすすぎきれずに残ってしまい、臭いや黒ずみなどの原因になるので注意しましょう。
適量がベストなので、きちんと測って投入してくださいね。
干す前に形を整える
脱水にかけたあとの洗濯物は絡まりあってしわくちゃに。
そのまま干すとシワが残って着にくくなってしまいます。
干すときに軽く手で引っ張り、
シワを伸ばしておくと乾いたときの仕上がりが格段に良くなります。
アイロンがけの手間も省けて一石二鳥ですよ。
洗濯機で洗うのは簡単で便利ですが、
洋服の種類や汚れ具合によって「手洗い洗濯」も活用するとグッと洗濯上手に近づきますよ。
手洗い洗濯のメリットは次の3つ。
【手洗いのメリット】
・ていねいに洗えるので生地を傷めにくい
・汚れにピンポイントで対応できる
・水や洗剤を節約できる
花嫁修業その④お裁縫