プレ花嫁の皆さん、こんにちは!
結婚が決まり楽しいこともたくさん♡
毎日うきうき気分の方も多いかもしれません**
でも家同士の結びつきなど、大変なこともありますよね。
そんな中、今回は結納のお品について熊本の専門店「熊本結納センター」をご紹介と、
結納についてのお話をさせていただきます。
“熊本出身だけど、熊本の結納ってどんな感じ?”
“お値段はどれくらいするの?”
“相手が県外の人だけど、そんな場合はどうしたらいいの?”
そんな疑問にお役にたてますよう記事にしました。
少しでも参考になれば幸いです**
そもそも結納って?
結納とは2人の婚約を両家が認め合い、公にして祝福する儀式のことです。
挙式の約6~3か月前の日柄の良い日に行います。
六曜では「大安」「友引」の午前中に行われることが多いですが、両家の集まりやすい日に行うとよいでしょう。
当日は新郎側が新婦の家に結納品を持って訪れ、和室などで飾り付けをします。
結納品を飾り終えると両家が集まり、結納の儀式の始まりです。
はじめに新郎側から新婦側へ目録を贈り、結納品を納めます。
新婦側が結納品を受け取ると受書を新郎側へ贈り、ここで正式に婚約したことが認められます。
その後は新婦の家、または料亭で食事会を行うことが多いようです。
食事の料金は新婦側が持つ、または半々など様々。
当日はこのような流れで行い、両家が新郎新婦2人の婚約を祝福します。
熊本県の結納事情
熊本県は結納が今でも受け継がれる地域です。
現在は仲人を立てることなく結納を行うことが多いようです。
結納金は給料の2、3か月分が多いようです。
金額は2人で話し合っておくといいでしょう。
結納金は主に新生活への準備などに当てられます。
結納品の種類
結納品は9品目あり、どれも縁起の良い品と言われています。
ここで結納品9品目を詳しく説明をします。
①目録(もくろく)
結納品の品目や数を記載したもの。新婦側へ最初に贈ります。
②長熨斗(ながのし)
アワビの身を干して伸ばしたもの。二人が長寿でいられますようにとの願いが込められています。
③寿栄廣(すえひろ)
扇子のこと。末広がりに繁栄するようにとの願いが込められています。
④御知家(おちゃ)
お茶のこと。白木などにのせ、水引を添えます。九州式では、お茶を添える文化があります。
⑤結納料(ゆいのうりょう)
結納金のこと。新郎から新婦へ渡すものをいいます。逆に、新婦から新郎に渡す際は御袴料といいます。
⑥家内喜多留(かなぎだる)
祝い酒を入れた樽のこと。家の中に喜びごとが多くやってくるよう願いが込められています。熊本県では角樽という樽を納めて贈ります。
⑦賀慶鯛(かけだい)
雄と雌の鯛を二匹のこと。魚屋などから手配して納めます。
結納が済むと、刺身や唐揚げなどにしていただきます。
また、鯛を用意しない場合は鯛料として結納金と共に包む場合があります。
⑧結美和(ゆびわ)
プロポーズしたときに贈った婚約指輪を置きます。
目録に記載する時はおめでたい字を当て字にして使います。
⑨木槌
昔話などで有名な、打ち出の小槌のこと。振れば幸福を呼ぶといわれています。
また、高砂人形という老夫婦の人形を置くことがあります。
これは“共に白髪が生えるまで一緒にいましょう”という意味が込められている縁起物です。
熊本県ではよく博多人形が飾られています。
その他にも子生婦(こんぶ)といい昆布を納めて子宝に恵まれるよう願いを込めるものなど、地域によって様々な結納品がありますよ。
金額も幅が広く、高価なイメージがありますが予算に合わせて購入できます。
以上が結納品についての詳しい説明になります。
どれも新郎新婦の繁栄と幸せを願うものばかりです。
改めて知ると、伝統に対するおもしろさも感じられるのではないでしょうか。
結納を行う際にあらかじめ知っておくと、もらったときの気持ちも変わりますね♡
結納返しについて
次に新婦側から新郎側への贈り物についてです。
新婦側から受書をお渡しします。
結納品を受け取り、婚約を承諾した証となります。
また、御袴料として現金またはお品をお返しします。
現金でお返しする場合は、結納金の3分の1ほどが多いようです。
お品で返す場合は、スーツや時計などを贈ります。
日頃から新郎が重宝できるものを選ぶとよいでしょう。
贈ったお品を彼がつけているのを見ると、婚約したことをすごく実感できますよ♡
また当日は新婦側が桜茶を出し、結納の儀式を執り行います。
桜茶は桜の花を塩漬けしたものを湯に入れたお茶です。
ピンク色でとても可愛く、おめでたい席にぴったり**
桜茶は百貨店などに置いてあります。
また、最近ではネット通販で買えるものもありますよ。
是非添えられると、場を華やかにしてくれること間違いなしです♡
相手が県外の方の場合は?
新郎もしく新婦が県外の方の場合、結納の形は変わってきます。
必ずしも一致する場合ばかりではありません。
お互いの伝統を知り、話し合いながら結納の儀を執り行うとよいでしょう。
また、新郎側が県外から当日出向く場合は結納品の運びや飾り付けもあるため、計画を整えてから行うことをお勧めします。
交通情報や天気予報のチェックも忘れずに!
筆者が実際に結納を行ってみて
ここで、私事ですが先日結納を行いましたので、体験した感想をお話しさせていただきます。
少しでも皆さんの参考になれば幸いです♡
もともと私たちは生まれた地域がそれぞれ違いました。
私は熊本県、彼は三重県の方です。
そうなると、おのずと結納の形も違えば考え方も違います。
私の両親が結納をしてほしい旨を伝えたところ、遠方でありながら彼と彼のご両親は熊本の結納について調べてくださり、とても一生懸命に結納を行ってくださいました。
始めは“結納はなんか大変そう。しなくてもいいかな”と思っていました。
実際ここまでの間に両親や彼と喧嘩もしました。
ですがみんなが2人を祝福したい、私たちも両親に結婚を認めてもらいたいと頑張った結果、結納が済んだときはとても嬉しくてたまりませんでした。
素直に“結納してよかった”と思えました。
ただ、現実には金銭面などで行うことをためらっているカップルが多くいるのも確かです。
もし結納を行いたいとご両親から言われ、自分たちも納得できたら金銭面でも無理をせず、お互いの絆の強さを示して結納を行えば、必ずご両親も喜んでくださいますよ^^
まだ結納で迷っている方、少しでも興味を持たれている方はぜひ結納をされることをお勧めします。
結婚式とはまたちがった“家族のかたち”が見えてくるかもしれません。
お店のご紹介
最後に今回取材させていただいた、熊本県熊本市北区清水にある熊本結納センター様のご紹介です。
スタッフの方々はとても親身になって対応してくださいます。
結納品もご予算に合わせて様々なものを置いてあります。
ドレスサロンも併設して、前撮りなどもされていますよ^^
どれも可愛いドレスばかりです!
ぜひ一度、訪れてみてはいかかでしょうか♡
<熊本結納センター>
住所:熊本県熊本市北区清水本町1-41
電話番号:096-346-3168
結びに**
結納は伝統ある儀式です。
ご両親のなかには、“ぜひ結納を行ってほしい”という方もいらっしゃいます。
1人で悩まずにご家族や彼と相談し、思い出に残る日にされてください♡
皆さんが“やってよかった!”と思える結納が行えることを願っています^^