夫婦二人で話し合う
自分自身で知識を得た次は、妊娠や子どもについて夫婦二人の考えを話してみることが大切*。
妊娠は女性のライフスタイルに大きな変化をもたらします。
そのため一人で抱え込まず夫 婦で妊娠、その先の出産や子どもについて話し合い、考え方を共有しておくとよいかもしれません。
また、働き方や妊活について情報を共有することでお互いへの理解も深まるのでは、と思います。
妊活を進めていく中、自然に子どもを授かることができれば幸せなことですが、不妊治療の道を歩むことになる可能性もあります。
女性も男性も関係なく社会に出て働くのが当たり 前になっている今、結婚する年齢も私たちの親世代に比べると晩婚化しています。
平均初婚 年齢は、男性が 31.1 歳、女性が 29.4 歳となっていて、第1子出産時の女性の平均年齢は 30.7 歳です。
ところが女性が一生のうちで最も妊娠しやすいといわれている時期は、20 代前半です。
そのため不妊症も増加する傾向にあり、6 組に1組の夫婦が不妊治療を受けているという現状があります。
不妊治療を考えなくてはならなくなったとき、治療を進めていくのかいかないのかといった判断も二人でする必要があります。
そういったことも含めて二人で方針を話し合ってみるとよいかもしれません。
ブライダルチェック
夫婦二人で今後について話し合うことができたら、お互いの身体の状態を振り返る時間を 設けることができるとよいかもしれません*。 結婚をする前にいずれ子どもを望む女性が「ブライダルチェック」といって自分の身体の状 態を確認する検査を行う人も増えているようです。 ブライダルチェックでは、妊娠や出産に影響してしまう病気をもっているかどうか、赤ちゃ んへ感染してしまう病気を持っていないかなどの検査をいくつかまとめて受けることがで きます。検査内容は、クリニックによって異なりますが血液検査、性感染症検査、女性ホル モン分泌検査、超音波検査、内診などがセットになっていることが多く、これに子宮頸がん や乳がんの検診、甲状腺機能に関する検査などがセットになっているものもあるようです。 また、女性だけでなくパートナーと一緒に受けることができるブライダルチェックもあり、 男性の身体の状態を検査することも可能です。不妊は、女性だけの問題ではありません。そ のため早い段階で二人とも検査を受けておくことが望ましいのではないかと思います。
自分の変化を知る*