お中元とお歳暮の違いとは?
そんなお中元とお歳暮には
お世話になった人に感謝の気持ちを伝えるという
同じような意味が込められているのですが、
実は「時期」や「品物」というものにも
違いもあると言われています。
また、お中元とお歳暮を両方贈らなければ
「マナー違反」ということにはなりません。
経済的な問題などでどちらか片方を贈る場合には、
1年分の感謝を込めるという意味で、
お歳暮が重視される風潮があります◎
ただし、どちらも感謝の気持ちを伝える行事として
伝統的に大切な日とされているので
お中元とお歳暮をセットで贈るのが一般的なマナーです*◎
大人のマナーとして
しっかり把握することで
勘違いを防ぐことができるので
チェックしてみてくださいね^^
時期の違い
まずは「時期」に違いがあります。
お中元の時期の違い
お中元の時期は、地域によって時期に差はありますが
基本的には7月初旬から8月中旬までです◎
対してお歳暮の時期は、
こちらもお中元と同じように
地域によって若干の差はありますが
12月10日〜20日頃が一般的と言われます◎
また地域によって
贈る時期がぞれぞれ異なるのも
特徴のひとつと言われています。
【関東地域】
・お中元:6月中旬~7月15日まで
・お歳暮:12月初旬~12月31日まで
【関西地域】
・お中元:7月下旬~8月15日まで
・お歳暮:12月13日~12月31日まで
お中元は、6月中旬から8月半ばまで。
お歳暮は、12月はじめから年末まで
となっています。
このように関東地方と関西地方で
時期の違いがあるのは、
関西地方ではお盆を旧暦で行う習慣が
あるからと言われています。
しかし、近年ではだんだん地域差がなくなってきているので
関西地方のお中元時期も
早くなっている傾向があるそうですよ*◎
地元の方やご両親、親族に
このあたりのマナーを聞いておくと
とてもスムーズに安心して
お中元やお歳暮を贈ることができそうですよね^^
意味合いの違い
『お歳暮』は、一年間の感謝の気持ちと
「来年もよろしくお願いします」という意味合いがあります。
それに対して、『お中元』は、
夏の厳しい暑さに対しての暑中お見舞いの気持ちと
「半年間お世話になったお礼」という
意味合いがあるんですよ^^
品物の違い
「お歳暮」と「お中元」では
それぞれ時期が違うので、
贈る品物ももちろん変わってきます。
どちらも贈る場合には、
お歳暮をお中元よりも少し高級な品物で
贈るのがマナーと言われていますよ^^
では実際に贈り物には
どんな違いがあるのか紹介していきます◎
【お中元】
氷菓子、そうめん、ゼリー、ビールやジュースなど
【お歳暮】
ハム、高級肉、スイーツ、ビールなど
一般的には、
お中元とお歳暮どちらも食品の贈り物が多いと言われています。
「お中元」は、夏らしく涼しさを感じられるような食べ物や
食欲が落ちる夏場にもおいしくさらりと
食べることができるものが多いと言われています*◎
その一方で「お歳暮」は、
お正月に家族や親戚が集まった時に
みんなで食べることができるようなものを
セレクトするのがいいと言われています*◎
そのため高級感のあるハムや
お肉類など人気があるそうですよ^^
また子どもから年配者まで
幅広い世代が集まりますので、
食用油・食料品・お菓子・お茶・日本酒など
さまざまな選択肢を頭の中に入れておくのが
ベストでしょう*◎
熨斗(のし)の違い
お中元やお歳暮を贈るときに
必ず必要となるのが、
「熨斗(のし)」でございます◎◎
みなさん熨斗は
ご存知でしょうか?*◎
熨斗とは?
ご祝儀袋などの右上にある飾りを
「熨斗(のし)」と言います*◎
熨斗の頭の中に入っている
長細い黄色いものを
「熨斗あわび」と言います^^
もともと熨斗あわびは
鮑(あわび)を熨して乾燥させた保存食でした。
鮑は不老長寿の薬とも言われるので
長寿をもたらす食べ物として
祝い事には欠かせないものになったそうですよ^^
お中元ギフトやお歳暮ギフトを
包んでもらうときに、
「熨斗(のし)はどうなさいますか?」
と聞かれると思いますが
ぜひこの意味も知って答えられるといいですね^^
また、水引きはお歳暮もお中元にも使う
「紅白の蝶結び」のこと。
「お中元」の時期を逃した場合の表書きは、
関東地方だとお盆の時期の7月15日以降を「暑中御見舞」、
さらに立秋をすぎると「残暑御見舞」を使います*◎
関西地方は「暑中御見舞」は使わずに
お盆の8月15日をすぎると「残暑御見舞」
となるので間違えないようにすることが
とても重要です*◎
「お歳暮」は、
新年の松の内には「御年賀」、
松の内以降には「寒中御見舞」を使います^^
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