新盆ってなぁに?
人が亡くなってから初めて迎えるお盆のことを
「新盆(にいぼん)」又は「初盆(はつぼん)」と呼びます。
会津では「新盆(にいぼん)(あらぼん)」と呼んでいます。
故人が仏になって初めて家に里帰りするということです。
故人や仏様の里帰りですから、
仏様へのおもてなしもしっかりしてあげたいですよね。
初盆を迎える家では身内や親しい方を招いて
僧侶にお経をあげてもらい盛大に供養します。
(最近ではお坊さんも各家庭を回らず、
お寺で新盆の家庭を呼んでお経をあげることも多いようです)
お経(棚経)がすんだら料理やお茶菓子などでもてなし、お布施を渡します。
新盆の場合にも、会津はやはり気張りません。
親戚それぞれで、提灯などをお供えしますが、
会津では、あまり見られません。

*今はネットで新盆セットとして簡単に購入できて便利です**
故人に近い順に提灯を準備するところもありますが、
最近では場所も取るので簡略されつつあるようです。
新盆の時も「屋敷の人が盆提灯を準備して
玄関に飾ればいいですよ~」と言われました。
新盆であれば白の提灯を玄関に飾ります。(仏間の所もあります)
提灯は仏様が『迷わずに帰って来るように・・・』の意味があるそうです。
なお、新盆用の提灯などはその時しか使わないので、
お盆が終わったら、お寺に納め供養していただくのがベストです。
場合によっては、新盆には、
ご近所(昔なら五人組というものがあります)の女性陣が
手伝いに来てくれたりしますから、
まずはニコニコ笑顔でハキハキと
「分からない事ばかりなので教えてください!」と
素直に甘えてしまいましょう。
「これやって~」「足りないから買ってきて」
近所のおばちゃん達が教えてくれるので、
私はもう甘えて、言われるがままに動いていました。
立場的にお客様ではないので、「次は何しましょうか・・・?」と
ご両親やおばちゃんに聞いて回るのが一番だと強く思いました。
おばちゃん達だから、結構ズバズバ言われますが、
何をしていいのかも分からなかったので、
何もせずに居て「お客様じゃないんだから!」と
言われるよりはよかったです。
やはり、地域柄でしょうか、隣近所との付き合いが深いです。
確かに、面倒・煩わしい所も少々あることは事実ですが、
昔ながらの風習、向こうも時間を割いて来てくれているという
感謝の気持ちで対応しましょう∔
最後に..