みなさま、こんにちは!
DRESSY編集部です◎
「愛媛 方言」と聞くと、なんとなく柔らかな響きが思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。「伊予弁」と総称される愛媛県の方言には、実は地域ごとに異なるイントネーションや語尾が存在します。
たとえば、松山市周辺の中予では「〜んよ」「〜けん」といった語尾でやわらかく語りかける表現が特徴的。東予の今治エリアでは、関西弁にも似た強めの響きがあり、南予では九州由来のゆったりしたイントネーションが感じられます。
こちらの記事では地元・愛媛県民にとっては、もはや標準語である伊予弁だけど、他県の方にはなぜか伝わらない!?個性たっぷりの伊予弁をご紹介します。愛媛県民はもちろん、愛媛県に引っ越す予定がある方や旅行の予定がある方など、みなさま必見!
愛媛弁を知れば、愛媛県をもっと好きになるかも!?みなさまが住んでいるエリアの方言との違いを感じながら読み進めていただければと思います。
伊予弁とは?
2015年にはかわいい方言ランキング8位に入賞した実績を持つ伊予弁。同じ四国エリアの中でも一際言葉のニュアンスが柔らかく、どこか優しい印象を受ける方言です。また愛媛県そもののは、松山市を中心とした中予、新居浜市を中心とした東予、宇和島市を中心とした南予、大きくわけてこの三つに分類されます。
一口に「伊予弁」と言っても、各エリア若干方言の使い方やニュアンスが変わるのも伊予弁ならではの魅力。特に若い方だと自分が住むエリア以外の伊予弁は、「正直分からない」だなんてことも多々あります◎
伊予弁ならではの特徴は?
そんな伊予弁ならではの特徴は以下の通り。
●一部関西弁に近い訛
●ルーツである京言葉が残っている
個性的な語尾の例は「~やけん」や「~しとん?」など。前者の「~やけん」は博多弁の語尾と同様、後者の「~しとん?」は神戸弁の語尾と同様です。
このことからも愛媛県で主に使われている伊予弁は、さまざまなエリアの方言の影響を受けていることが伺えますね◎
また、「~ぞなもし」などの「なもし言葉」は、伊予弁を代表する個性的な語尾で、夏目漱石の小説『坊っちゃん』でも使われるほか、ドラマなどでも使われる方言の代表として知られる伊予弁です。
面白い伊予弁をご覧あれ◎