みなさんこんにちは*
Dressy編集部です^^
今回は、これからの時期の結婚式に向けて
チェックしておきたい
熱中症対策についてです*
コロナウイルスの影響で
人と会う場所では、
マスクの着用が新常識となっていますね*
結婚式でも、
マスク着用にて出席されるゲストも
いらっしゃるかもしれません。
マスク着用下では、熱中症のリスクも上がるため、
例年よりもしっかりと熱中症対策を行いたいところ*
暑い時期に結婚式を挙げる予定がある
というお二人には、
ぜひ知っておいてほしい熱中症の知識と
結婚式でできる熱中症の対策について
ご紹介していきます*
ぜひ参考にしてみてくださいね!
夏の結婚式メリットデメリット
今年2020年は、
春先まで緊急事態宣言が
出されていたことから、
春に予定されていた方の結婚式を後ろ倒しにした
というカップルも少なくありません。
まず、夏に行う結婚式のメリットとデメリットを
ご紹介していきます*
メリット
①天候に恵まれることが多い
梅雨が明けた後、晴れの日が多くなるのが夏*
青空の下で結婚式を行うのは
花嫁さまの憧れでもありますよね♡
天候に恵まれることが多いというのは、
最大のメリットと言えます*
②費用が安くなる場合がある
春と秋は、過ごしやすい気候であるために
非常に人気のある季節*
いわゆるウェディングのハイシーズンに当たります。
一方で、厳しい暑さなどの理由で人気の低い夏と、
寒い時期の冬は、ウェディングのオフシーズン*
結婚式にかかる費用が、
春と秋に比べて
抑えられる可能性があります♩
抑えた分の費用で、
夏ならではの演出を楽しむのも
素敵ですよね^^
③夏休み期間でゲストが集まりやすい
夏休みやお盆休みがあり、
長期休暇を取りやすい時期*
遠方からゲストを集める場合にはぴったり♩
ゲストの予定を考慮して、
連休であれば中日ではなく
初めか終わりかに寄せるようにすると
親切ですね^^
④ナイトウェディングにピッタリ
他の時期だと肌寒いことが多い
ナイトウェディング。
夏に行うことで、気温も下がることなく、
また夕方の少し明るい時間帯から
暗くなる時間帯にかけて
景色の移ろいを感じながら
ロマンチックな時間を過ごすことができます*
⑤避暑地でのウェディングが魅力に
ちょっとしたリゾートで式を行いたいと
考えているカップルにとって
夏の季節に避暑地で行う場合には、
ゲストにも喜ばれる場合があります*
アクセスが良い場所であれば
なお負担が少なく参加してもらうことができますよ♩
⑥披露宴なら浴衣などで夏ならではの演出ができる
披露宴や二次会は
ドレスを着用するのが一般的ですが、
夏に行うのであれば
あえて浴衣でのウェディングパーティー
というのもとても素敵な演出になります*
ゲストにも、
「浴衣で来てね」と伝え
カチッとした雰囲気ではない
夏の宴を楽しむような会にすることも可能♡
デメリット
①ドレスの崩れ・汗・化粧崩れが気になる
夏の暑さによる
ドレスの着崩れや化粧落ち、
特に露出の多い背中の汗などは
花嫁さまにとってもゲストにとっても
気になるポイント><
空調の整った会場を選ぶこと、
駅近などの会場アクセスの良い場所を選ぶなどの
配慮をすると親切ですね!
②引き出物のお菓子に気を使う
暑さで溶けないもの、腐らないもの
を選ぶことが大切。
また、暑い日に重い荷物を持って帰るのは
ゲストにとって大変な負担になります><
重い荷物は後日郵送とし、
プチギフトなどの荷物にならないものだけを
持ち帰ってもらうようにしましょう*
③夕立や台風に注意
夏の時期は、昼間は晴れることが多いものの、
急な夕立になることもしばしば。
特にガーデンでのナイトウェディングをお考えの方は
対策を会場と話し合っておくと安心ですね!
また、夏の終わり頃から秋にかけて
台風が起こりやすくなるというのも
考えておくようにしましょう。
④暑い中の移動が大変
暑い中、ゲストが会場まで来るのが大変><
特に高齢のゲストがいる場合などには
特に心配になりますよね。
駅からのアクセスの良い場所や
車で一緒に乗せてきてもらえる場所などを
選ぶと良いですね*
⑤和装が心配という声も
和装を着たいけれど暑さが心配
という花嫁さまも多いよう。
ガーデン挙式でなければ
会場の空調が効いているので
夏でも問題なく和装をお楽しみいただけますよ*
⑥ガーデンウェディングには注意が必要
暑さが厳しい中での
長時間のガーデンウェディングは
ゲストにとってもお二人にとっても
大きな負担となります><
直射日光が当たる場所での
真夏のウェディングは少し心配。
ブーケトスやフラワーシャワーで
どうしてもゲストを外で待たせてしまう場合には
木陰で休める場所を作ったり日よけを準備したりして
対策を考えてみるようにしましょう*
ここからは、熱中症について
詳しく解説していきます*
熱中症とは
熱中症とは、
体温が上がって、
体内の水分・塩分のバランスが崩れたり
体温の調節機能が働かなくなったりして
体温の上昇やめまい、痙攣、頭痛などの
様々な症状を引き起こす病気のこと><
(暑さで体温のコントロールができなくなり
熱が体にこもってしまった状態です)
重症度によって3段階に分類することができます*
Ⅰ度:現場での応急処置で対応できる軽症
〈症状〉
・立ちくらみ(脳への血流が不十分になることによる)
・筋肉痛・筋肉の硬直(発汗に伴う塩分不足で生じるこむら返り)
・大量の発汗
Ⅱ度:病院への搬送を必要とする中等症
〈症状〉
・頭痛
・気分不快
・吐き気
・嘔吐
・倦怠感
・虚脱感
Ⅲ度:入院して集中治療の必要のある重症
〈症状〉
・意識障害
・痙攣
・手足の運動障害
・高体温(体に触ると暑い)
・水分を自分で摂ることができない
※高温の場所で起こる、
熱による障害を総称して「熱中症」と言います。
その中でも、
「日射病」=強い直射日光が原因
「熱射病」=締め切った室内や車内で起こるもの
と言われています。
参考①:全日本病院協会 みんなの医療ガイド
参考②:西東京市Web
熱中症が起こりやすい場所
熱中症は、真夏の炎天下、
暑い中で長時間運動していた場合などに
起きやすいと想像してしまいますよね。
しかし、実際は、このようなケースばかりではなく
梅雨の合間に気温が上がった日などにも
多く起こります><
体が暑さに慣れていない状態の時に起こりやすい
とも言えるのです。
具体的に以下のような環境下では
特に注意が必要となります。
・気温が高い
・湿度が高い
・風が弱い&日差しが強い
・照り返しが強い
・急に暑くなった
気温が低い場合でも、
湿度が高い日には、熱中症にかかりやすくなります。
熱中症になりやすい人
〈乳幼児〉
大人よりも新陳代謝が活発で体温が高いのが特徴。
汗を体外に出す汗腺の発達が未熟のため、
体温のコントロールをうまく行うことができません><
顔が赤くなっていたり、汗をたくさんかいているときには
すぐに涼しい場所に移動させてあげましょう。
〈高齢者〉
年をとると、体内の水分量の割合が少なくなり、
さらに高齢者は、暑さや喉の渇きを感じにくいと言われています。
加えて心機能や腎機能が低下していると
熱中症が重症化しやすくなる傾向にあるため
注意が必要です。
〈その他〉
肥満の人、寝不足や疲れなどで体調が悪い時、
二日酔いや下痢などで体内の水分が減っている時も
熱中症にかかりやすくなります。
熱中症の予防で大切なこと4つ
①暑さを避ける
外にいる時には、
日陰にいるようにする、
日傘や帽子をかぶるなどの対策が効果的。
室内では、
直射日光を避け、
風通しを良くしたり室温を調節したり
するのが有効です*
②服装を工夫する
熱中症対策の理想の服装は、
外からの熱の吸収を抑えつつ
体内の熱をスムーズに逃がしてくれる服装です*
素材は、吸収性や通気性の良い
綿や麻がおすすめ。
また、熱がこもらないように
襟元や袖口が開いたデザインの服を着るのも
良いですね*
速乾性のあるインナーを着て
汗を逃すことも、熱中症予防につながりますよ*
③こまめに水分補給を行う
汗をかくと、知らず知らずのうちに
体内の水分が失われています。
喉が渇いたと感じた時にはすでに
脱水症状が始まっているとも言われています><
水分補給のためにNGな飲み物としては、
コーヒー・緑茶などのカフェインを多く含むものや、
アルコール類が挙げられます。
利尿作用があるため水分補給にならず、逆効果。
汗をかくとミネラルも一緒に失われます。
スポーツ飲料はミネラル補給はできるものの
糖分が多いのが気をつけたいところ。
ミネラルと水分を一緒に補給するには
麦茶がおすすめです*
(麦茶はノンカフェインなので
利尿作用もなく安心ですね!)
④日頃から暑さに慣れておく
予防法としては
日頃からウォーキングなどの軽い運動を行なって
汗をかいておく習慣を付けることも大切です*
もし熱中症になってしまったら?
夏に結婚式を行うという新郎新婦さまは、
万が一に備えて、熱中症になってしまったゲストへの
対応を考えておくと安心です*
熱中症の判断基準
気温や湿度が高い環境の中で、
立ちくらみ・こむら返り・呼びかけへの反応がおかしい
痙攣がある・歩けない・体がだるい又は熱い
などの症状が見られた場合には、
すぐに熱中症が疑われます。
中でも、
・高体温
・汗をかいていなくて触ると熱い
・ズキズキとする頭痛
・めまい
・吐き気
・意識障害
がある場合には重症です。
重症の場合には、すぐに医療機関への
搬送が必要となります。
熱中症の応急処置(軽症の場合)
熱中症を発症してしまったら、
以下のような応急処置を行いましょう。
*Ⅱ度の中等症、Ⅲ度の重症が疑われる場合には
応急処置と同時に、すぐに医療機関を受診してください。
①涼しい環境に移す
外であれば風通しの良い日陰、
室内ならクーラーが効いている部屋に
移動しましょう。
②脱衣と冷却
衣類を脱がせて、体の熱を外に出します。
靴や靴下も脱がせるようにしましょう。
氷嚢で、首・脇の下・太ももの付け根など
太い血管が通っている部分を冷やして
体温を下げます。
③水分と塩分を補給する
経口補水液を摂取するのが一番。
しかし、意識障害がある場合には
水分が気道に流れ込む可能性があるので
行わないようにします。
また、吐き気や嘔吐の障害がある場合には、
すでに胃腸の働きが鈍っている可能性があるので、
口からの水分摂取は避けましょう。
*医療機関での治療
医療機関では、冷却の他に
点滴での、水分や塩分、栄養補給などが行われます。
結婚式で取り入れたい熱中症対策
①ウェルカムスペースでのドリンクやおしぼり
暑い中会場まで足を運んでくれるゲストに
まず初めに冷たいドリンクとおしぼりを用意して
すぐに涼んでもらえるようにしておきましょう*
②メイク直しができるスペースやグッズを用意
特に女性ゲストは
メイクの崩れや衣装の崩れが
気になりますよね><
化粧室におくアメニティーに
汗拭きシート、制汗スプレー、
あぶらとり紙などがあると
いざという時にゲストからも喜ばれます*
また、タオルを一人一人に
用意しておくのも良いですね^^
③「涼」を感じる夏ならではのグッズを用意
うちわや扇子など、
夏ならではの涼アイテムを
用意しておくのも素敵♡
受付でゲストにプレゼントしたり、
席札にする工夫をしたりと
色々なアイディアが湧いてきそうですね**
④ドライアイスを用意
ゲストの各テーブルに
ドライアイスを用いた
テーブルコーディネートを行うことで、
涼しく感じることができ、
会場の気温も下がるので
快適に過ごすことができますよ♡
おしゃれなテーブルコーデの
アイディアです*
⑤アイスバーやかき氷でおもてなし
夏ならではの演出として
おしゃれで可愛いアイスバーや
かき氷を用意するのも良いですね♡
思わず写真を撮りたくなるような
素敵なおもてなしになりますよ♩
⑥日焼け止め
外に出る演出がある時には、
ゲストに使ってもらえるよう
日焼け止めを準備しておくと
とても親切ですね!
⑦シャトルバスを用意
駅から徒歩となる場合には、
数分歩くだけでも汗だくになり
せっかくのゲストの衣装やお化粧が
台無しになってしまうことも><
短い距離でも送迎のシャトルバスやタクシーを
手配しておくと親切で喜ばれますよ♩
⑧なるべくガーデンより室内で
ガーデンでの挙式に憧れるという方も
多いと思いますが、
ゲストにとって過酷な環境になってしまわないか
考える必要があります><
ガーデンで行う場合には
ゲストは日陰で過ごせるなどの
配慮が必要になる場合もありますね*
室内でも夏らしい演出をすることが可能ですので
お二人で考えてみるのも楽しいですね♡
⑨クーラーの効きすぎに対する配慮も
外の暑さとは反対に、
会場ではクーラーが効き、ゲストの中には
寒いと感じでしまう方も。
そんな時のために、
自由に使うことができる
ブランケットなどを用意しておくと
親切ですね^^
⑩給水しやすい環境を整える
式の演出の途中だと、
ゲストが水分補給を遠慮してしまうことも
多いですよね><
飲みたい時にすぐに飲んでもらえるように
各テーブルにお水を用意したり
給水タイム・給水スポットを用意したり
という配慮をしてあげると、
ゲストも過ごしやすくなりますよ*
いかがでしたか?
今回は、熱中症のことや対策について
ご紹介してきました^^
夏の結婚式で気をつけるべきことについて
参考になりましたでしょうか?*
熱中症に十分気を付けながら、
一生に一度の結婚式が
ゲストとかけがえのない一日になることを
心からお祈りしています*