市町村で貰えるお金(函館編)
では、函館市を見てみましょう。函館市は結婚・出産の祝い金はありませんが子どもの医療費の助成金の他に函館市独自の助成制度もあります。ひとつずつ見ていきましょう。
①ヤングファミリー住まいりんぐ支援事業
この事業は,補助対象地区内のアパートや戸建住宅などの民間賃貸住宅に転入した子育て世帯に対し,家賃の一部を補助することにより,空家の活用と若年層の定住を促進し,活力あるまちづくりを進めることを目的に実施しています。
対象条件には以下のものがあります。
・中学校卒業前の子が同居する世帯で,その子を扶養する者がその子の親・兄弟姉妹・伯叔父母であること。
・入居者全員(子を除く)が,補助対象地区外に1年以上継続して住所(住民票上の住所)を定めていたこと。
・入居者全員(子を除く)が,補助対象地区内に転入してから1年以内であること。
・入居する民間賃貸住宅が,下記「民間賃貸住宅」の要件を満たしていること。
・世帯の所得(入居者全員の所得の合計)が,月額31万3千円以下であること。
・生活保護法による住宅扶助など他の公的制度による家賃補助等を受けていないこと。
・過去にこの「ヤングファミリー住まいりんぐ支援事業」による補助を受けたことがないこと。
・函館市の市税,その他の納付金の滞納がないこと。
以上となります。では、民間賃貸住宅にについても見てみましょう。
貸し主と入居者(申請者および同居者をいう。)との間で賃貸借契約を締結した自ら居住する住宅で,次の条件を満たしていること。
・昭和56年6月1日以降に着工した住宅であること。耐震性能を満たしていることを証明できる住宅は可。
・住戸専用面積が40平方メートル以上,かつ,入居者数に応じた面積以上であること。
・次に掲げる住宅に該当しないこと。
ア 市営・道営住宅などの公的賃貸住宅(特定公共賃貸住宅を除く。)
イ 社宅,官舎,寮などの給与住宅
ウ 入居者または入居者の3親等以内の親族が所有者または貸主である住宅
となっています。
そして対象地域ですが以下の通りとなっています。
黄色に着色されているのが対象地域です。このようにみてみると意外と対象地域が広いという事が分かりますね!
それでは気になる助成内容を見ていきましょう。
この制度は家賃が3万円以上だった場合3万円を超える額を補填するものになります。
5000円でも1万円でも家賃を補填してくれたらと思うととても助かりますよね。
②子どもの医療費助成
他の都市同様子供の医療費の助成もあります。
まずは、通院の際のお金についてみてみましょう。
通院の医療費助成の対象は中学校卒業までです。気になる給付額ですが、三歳以上および住民税課税世帯は月額1万8千円を上限に1割負担となっています。また三歳未満及び住民税非課税世帯は自己負担はありません。
また所得による制限も確認しておきましょう。扶養家族が0人の場合は年間所得が622万円、扶養家族が1人増えるごとに38万円を加算した額が補助を受ける事が出来る最大のラインとなります。
次に通院時の助成金について見てみましょう。
通院の場合、中学校卒業までの子供が1割負担になります。住民税課税世帯は57,600円を限度に1割負担となっています。しかし住民税非課税の家庭は初診の際に580円(歯科の場合510円)の負担があるため注意してくださいね!
また、所得制限に関しては通院時同様ありますが、通院時と同様であるため、通院時の所得制限をチェックしてみてくださいね!
最後に注意しておくことが1つあります。それは入院中の食費についてです。食費だけは標準費用を全額支払わないといけないのでそこは注意しておきましょう。
その他にもらえるお金って?