兵庫弁:頻出編
先述した通り、一口に「兵庫弁」と言ってもエリアによって全く異なる方言になるのが兵庫弁特徴のひとつ!ですが、今回はその中でも兵庫県民が良く使う方言についてご紹介します♪⁺⁺
1:「あかん」「あかんで」
標準語に直すと「ダメ」の意味を持つ「あかん」「あかんで」は、否定をする時に使用する言葉です。強く聞こえがちな兵庫弁ですが、この「あかん」と「あかんで」に限っては「ダメ」よりまろやかに聞こえませんか?
兵庫県では「あかん」よりも「ダメ」と言われるとキツイ印象を受ける方が多い傾向があります◎
2:「きばって」
標準語に直すと「頑張って」の意味を持つ「きばって」は主に筆者の母親世代の方がよく使う方言のひとつです!
京都弁の「お気張りやす」とも似たような意味を持っており、一般的には力をくれる言葉、応援の言葉だと捉えられています*
3:「せやな」
兵庫県のみならず関西エリアにお越しいただくと、格段に耳にする頻度が増える「せやな」という魔法のワード!標準語に置きかえると「そうだね」という相槌の言葉にもなりますが、この方言、実は絶妙なニュアンスの違いで自分の感情を表現できる言葉でもあるんです*
例えば「せやなー」と語尾を伸ばすと悩んでいる感情を表現し、「せやな」と棒読みしていると大体相手は話を聞いていません!このようにその時々に応じて使い分けができる言葉なので、大変便利です◎
4:「ちゃうで」「ちゃうちゃう」
突然ですが、みなさま「ちゃうちゃうちゃうで!」この言葉の意味が分かりますか?この言葉を標準語に置き換えると「ちゃうちゃう(犬種)違うよ」ということで、この言葉が持つ意味は「違うよ」という否定の言葉になります*
こちらも兵庫県のみならず関西エリアでスタンダードな表現なので、関西エリアにお越しいただくと急に聞く頻度が増えるかと思います!なんなら「ちゃうちゃう」だけで会話が成り立つ女子会が意外と多くあったりもします◎
5:「なんどいや」
TVなどでも取り上げられるこちらの方言は、数ある播州弁の中で最も有名なフレーズです!まるで喧嘩を売られているかのような気持ちにもなる「なんどいや」ですが、標準語に直すと「なんですか」という意味*
特に喧嘩を売られているわけではないので、もし言われても焦らず、慌てず、用件を伝えるようにしてくださいね!
兵庫弁をcheck*