04:「いぬ」
同じ関西人でも一部の人にしか通じない奈良弁と言えば「いぬ」。文字だけご覧いただくと、「え、犬?何が方言なの?動物の名称じゃない・・・」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は奈良弁のいぬは犬ではなく標準語で「帰る」を意味します。
動物の犬は語尾が下がりますが、いぬは語尾が上がります。文字にすると同じ言葉ですが、発音するとアクセントが違うので、はじめて聞く方でも聞き分けができるかと思います◎
05:「ねき」
標準語で「近く」「傍ら」を意味する「ねき」も奈良弁ならではの言い回し。日常的には「そのねきにあるカバン取って」などと使われます◎
少し前までは東海地区より西側では、割とスタンダードに使われていた方言でしたが、現在では奈良弁でしか耳にする機会が無いそうです。
06:「かえこと」
標準語で「交換」を意味する「かえこと」は、物々交換をする際に使われることが多い奈良弁です。
例えば、料理をシェアするときなどに「これちょっとかえことせん?」などと誘われます。大好きな彼女にこんなかわいい方言でおねだりされた日には、思わず「全部あげる」と口走ってしまいそうですね♡
奈良弁:独特の表現編