みなさまこんにちは!
滋賀ご当地ライターのラルクです^^
滋賀県で結婚式を挙げようと考えているけど、
どんなしきたりや伝統・風習があるのか分からない
という方はいませんか?
どうせならちゃんとしきたりや伝統を守って
ご家族や親族に失礼のない結婚式を開きたいとことろですよね♪
そこで本記事では、滋賀県に住んでいる人にも失礼のない
滋賀県における結婚式のしきたりや伝統・風習を紹介していきます(^^)
これから滋賀県で結婚式を開こうと考えている方は、
ぜひ参考にして結婚式に向けた準備を進めてみてくださいね♡
滋賀県で結婚式を開くまでの一般的な流れ
滋賀県で結婚式を開こうと考えたときには、
主には以下のような流れで結婚式を迎えることが多いですね。
① プロポーズ・実家へのご挨拶
② 貴芽酒(地域による)
③ 結納式
④ 結納返し
⑤ 結婚式に向けての事前準備
⑥ 挙式
⑦ 挨拶回り(地域による)
上記の通りです。
県外に出れば順番が変わったりして
流れが変わってくることもあるでしょうが、
一般的な結婚式とほとんど変わらないのが特徴的。
ただ滋賀県はどちらかと言うと田舎の街並みが多い県なので、
いまだに古いしきたりを守っている地域があっても
おかしくありませんね(^^)
滋賀県の結婚式前に行われるしきたりや伝統・風習
ではここでは、滋賀県特有の
しきたりや伝統・風習について解説していきます。
滋賀県で結婚式をしようと考えている方にとって、
最低限は知っておくべき内容をまとめました。
しきたりを守ることで後悔のない結婚式を開くことができるので、
ぜひ覚えておいてくださいね♪
貴芽酒
湖北地域に残る風習ではありますが、
貴芽酒とは結納の前段階で行う行事になりますね。
主な目的としては、結納の日取りを決めていくことが目的ですが、
日取りを決めるのに女性側の家にするめとお酒を
持っていかなくてはいけません。
全国でもお酒を持っていくという行為自体はありますが、
呼び方が地域によって異なるのも特徴的。
他の地域では「結び酒」「根きり」「すみ酒」など
違った言いかたをされることが多いです。
また両家の初顔合わせの意味も備わっていることから、
貴芽酒は滋賀県特有のしきたりと言えますね(^^)
『結納』と『結納返し』
結納とは両家が親類になることを祝い合うことを意味しており、
お互いにそれぞれの家に贈り物をする「婚約式」でもあります。
主に『結納』とは、男性から女性に贈り物を贈ることを意味し、
結納返しは女性から男性に贈り物を贈ることを意味しているんですね。
昔は仲人を立てて行事を行っていたことが多い滋賀県でしたが、
最近では仲人を立てることがほとんどありません。
お互いの当家同士で結納という大事な行事を終わらせることが
ほとんどとなってきたのです。
ちなみに結納に必要なモノは
・男性・・・結納品(飾り)、目録・親族家族書
・女性・・・受書・親族家族書
これらを用意しておけば問題ないでしょう。
さらに男性は必要なモノを包む風呂敷を、
女性はお菓子などを持っていけば失礼になりませんよ(^^)/
引き出物が地域によって異なることも
滋賀県は琵琶湖を中心に地域が東西南北と分かれていますが、
場所によって引き出物のしきたりが異なります。
長浜市周辺背は「おちつきぼた餅」という引き出物を用意することが多く、
「家に落ち着くように」という意味があります。
餅の中には粒あんが入っており、滋賀県の代表的な和菓子ですね。
ただ湖北地方では「生鯛」を渡すこともあったり、
滋賀県名産の信楽焼を渡したりと、地域によってさまざま。
さらに引き出物は1個と言わず3~5品ほどを用意することが多いので、
選ぶ際には注意が必要になりますよ。
滋賀県の結婚式後に行われるしきたりや伝統・風習
ここまでは、結婚前に行われる
滋賀県特有の行事について解説してきました。
次は結婚が終わった後に行われる、
滋賀県のしきたりや伝統・風習についてです。
結婚式が終わって落ち着いた後に、
ぜひ参考にしてみてくださいね♪
挨拶回り
結婚式が終わった後にはなりますが、
ご近所さんに結婚したことを報告するためのご近所周りをする
という風習が滋賀県にはあります。
花嫁が振袖姿になり、義母が一緒についていくという形式で
それぞれのご近所宅に伺っていくんですね。
今となってはご近所との付き合いが減ってきた人も増えてきていますが、
昔ながらの風習を受け継いでいる地域では挨拶回りは
とても重要な儀式とされています。
箪笥(タンス)見せ
結婚をして挨拶回りが終わった後になりますが、
花嫁が持参した箪笥(タンス)の中に着物を敷き詰め、
親族やご近所さんが中身を見に来ることを「箪笥見せ」と言います。
箪笥いっぱいに着物を揃えておくことで、
嫁入り前の着物が揃っているかを確認するんですね。
ただ近年は昔と違って着物をたくさん持っているという家は
少なくなっていることから、「箪笥見せ」のためだけに
着物をレンタルする人もいるんだとか。
レンタル以外でも、身内に着物を借りて披露するという方もいるので、
特に結婚のために着物を買わなくてはいけないというわけではないので
安心してくださいね(^^)
かまど見せ
かまど見せと聞くと、台所(かまど)を見せることと
考える人もいると思いますが、単なる食事会なのでご安心を。
新郎新婦が住む新居に、親族やご近所さんが訪れて食事をし、
お互いの信仰を深めることを目的とした行事になります。
特にメニューはなんでもよく、
すき焼きや焼き肉など少し豪華なメニューでお祝いするのが
一般的です。
ただ地方によってかまど見せはしている地域と
していない地域があるので、親戚の方に聞いたりして
執り行うかどうかを考えたほうが良いでしょうね。
子供用品は嫁の実家が用意する
結婚してしばらくすると、
子供に恵まれる家庭もいらっしゃいますよね。
そんな時に子供用品を用意しなくてはいけないのですが、
滋賀県のほとんどの地域ではお嫁さんの実家が
モノを用意することが多いのです。
もちろん夫側の実家が用意することもできますが、
しきたりを守っている家庭では頑なにお断りしている地域もあったり。
ただ最近では自分たちで子供の着るものや必要なものを
買いたいという夫婦も多いので、嫁の実家と相談しながら
子供用品を買っていくと安心ですね。
まとめ
滋賀県ならではの結婚式にまつわるしきたりや、
伝統・風習についてまとめていきました。
滋賀県と言えど、琵琶湖を中心に東西南北に分かれるので
地域によってまったくしきたりが異なる場合があります。
ただもし自分の地域ではどのような風習があるかを知りたい場合は、
過去にどんな結婚式をしたか親に聞いてみるのもいいですね♪
実際に滋賀県で過去に結婚式を行ったお父さん・お母さんなら、
どんな結婚式をしたかを鮮明に教えてくれるでしょう。
さらに自分たちの結婚式に向けて、いい参考例にもなるので
ぜひ親の意見を取り入れながらしきたりを守った結婚式を
開いてくださいね。